今日は月末のお給料日。
R子さんにはお給料
T子さんには生活費。
そしていつものお手紙を渡します。
【誰が言ったかは関係ない】
2014.5.31
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言を聴き行いを観るは、これ人を取るの道なり。
その言を楽しみてその人を問わざるは、これ善を取るの道なり。
今の人、善言を聞くを悪み、便ち??(いい)として曰く、
「彼は能く言えども行いはおよばず。言何ぞ取るに足らん」。
これ思わざるなり。
吾の言を聴くや、その言の我に益あるがためなるのみ。
苟くも我に益あらば、人の賢否はなんぞ問わん。
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呻吟語です。↑の言葉は読んでも意味がさっぱり分からなかったのですが、
解説を読むと大きな学びがあります。
(解説)
発言を聞き行動を観察する、これは相手の人物を判断するポイントである。
発言には耳を傾けるが人物のいかんは問わない。
これは自分を向上させるポイントである。
ところが、近ごろの人間はすばらしい教えを聞いても、
「話すことは立派だが、おやりになっていることがそれに伴わない。
あいつの話すことなど聞いても仕方がない」
と言って、受け付けようとしない。
こういう人は思い違いをしている。
そもそも相手の発言に耳を傾けるのは、自分にとってプラスになるからである。
それなら相手の人物がどうであろうと、一向に構わないではないか。
『呻吟語』徳間書店より
後輩や年下の意見には、あまり耳を傾けないとか、
成功していない人の話を聞いても仕方がないとか、
子どもが何を言っているんだとか・・・
でも、よくよく考えてみると、
今は後輩かもしれないし、成功していないかもしれないし、
子どもかもしれないけど、
その人の将来どうなるかなんて分からない。
逆に言えば、今、成功している人だって、
今後どうなるか分からない。
だから、相手によって聞き方を変えるのではなくて、
発言(発信)している内容に耳を傾け、
心をそえた方が成長できますね。
高級レストランの料理は全て美味しいと、思い込んでいて、
近所の居酒屋さんに美味しい料理がたくさんあったとしても、
それは認めないのと似ている気がします。
どちらも、美味しく食べられたら幸せですね。
「何を言うかより、誰が言うか」と信じてきましたが、
人を地位やその時の立場で評価してしまっていた自分にも反省です。
誰が言っても、ちゃんと聞く人で在りたいと思います。