やっと我が家の
春のイベントひと段落ついた気がする
長男を送り出す前、
我が家に胃腸炎が持ち込まれた。
3人とも出発までに回復したが
三男が遅れて体調不良で
野球の遠征も断念。
そんな不安をよそに
自分だけが生き残り
ピンピン平気だった。
昨年末から
食生活を見直して
発酵食品を積極的に摂る様にしたのだ。
免疫を司る腸
その腸内環境が良くなれば
少しの菌の侵入などの影響など
受けづらくなると聞いたからだ。
結果的に
同じ環境で過ごした家族で唯一
平気だったのは
それしか考えられない。
日本古来の発酵食品の女王様
ぬか床を育ててみることに。
まだ一週間だが
ふっくらと発酵して
いい香りがするようになってきた。
これからじっくり楽しみながら
育てていこうと思います。
真新しい…とは言えない
お下がりの学生服を身に纏って
新しい生活のスタート!
親としても3度目の入学式になるので
長男の時に感じた
うまく馴染めるかな?
ちゃんとやっていけるかな?
といった
緊張感や不安といったものは
あまり感じずにいて
兄たちの姿をじっと見て育った彼は
きっとうまいことやるんだろうなと
夫婦揃って思ってしまってる
2人の兄を見て
中学の3年間は早い短い
そう感じる
何かに夢中になって
あっという間に過ぎるのも
3年間だし
何にもやらないでいても
あっという間に過ぎてしまうのも
3年間。
どうせならば
夢中になれるものに情熱を注いで
密度の濃いあっという間の
3年間にして欲しいなと
父は願っています。
長男→次男→三男と
受け継がれた
年代物のレプユニ
スカートみたく
ブカブカだったけど
こんなにピッタリに
なっちゃった。
母ちゃん買ってきた靴を
何の疑問も持たず
素直に履いてたのが長男
母では買ってもらえないから
父連れて行くあたりも
心得ている
バットミットに次ぐ
満面の笑み見れたから
いいや。
楽天球場に入ったことすらない
伊藤家の面々
めちゃくちゃ楽しみにしてたのに!!
先週のポカポカ陽気から一転
多少寒くてもガマンする!
ってつもりだったけど
泣くな奥様
あなたが愛で慈しみ
愛情たっぷり注いで育てたこの子は
親バカだけれど
どこに出しても恥ずかしくない
心優しくまっすぐな
若者に育ってくれた
泣くな弟たち
とてつもなく大きな存在で
優しかった兄は
いつも背中を見せ
先頭を走り続けてくれたじゃないか
豆と麦の違いの分かる者なら
誰でも優れた種子が遠くへ旅することを
引き止める事はしない
息子よ旅に出ろ
孝行も案ずるには及ばぬ
家は俺が守る
名を高め
世に知れ渡る偉大な仕事をするのは
お前の役目だ
慎ましく暮らし
母や家を養うのは俺が引き受けた
行けそして励め学問に武道に
この旅を奔走せよ
名のある人身と討論せよ
この父も目を見開いて
お前の帰りを待っていよう
湿っぽくならないようにと
それぞれが察し気遣い合い
みんなこっそり泣きながら食べた。
なのでホテルではなく
調理の出来る宿泊施設を選んだ。
遠方での料理は勝手が違って
ニンジンが抜けたり
いつものルーじゃなかったりしたけど、
美味しい美味しい言いながら
みんなで食べたカレーは
味は違っても
しっかりとお母さんの
カレーだった。
これまでの関係性や
自分にとっての存在
これから離れて暮らすことを
どう捉えているのか
今後何を望みどうしていきたいのか
時間制限ナシで
カッコつけるのナシで
今の自分の感情を
腹の中に思ってること全部
よくぞここまで育った3人
よくぞここまで育てた奥様
みんな最高だ
心から誇りに思う
ウチの家族の絆と関係性と
その真骨頂を見せてもらった。
時の流れと共に
寂しさに向き合い
乗り越えていこうと
モヤモヤした心を
涙が洗い流し
前を向く力をくれた
夜中目を覚ますと
わざわざ3人で
川の字になって寝ていた。
最後の夜を惜しむように
体は大きくなっても
小さかったあの頃に戻って。。。
野球始めるまで
毎年続けた春の家族旅行
ブライトウもいよいよファイナル
めいいっぱい
最後の思い出づくり。

何かやりたいこと
やり残したこと
して欲しいことないか
彼の求めに応じて
これまで何万球
上げてきたのだろうか
寒くて凍える時も
暑くてバテた時も
調子が良かった時も
具合が悪かった時も
辞めてしまえと怒った時も
いいぞいいぞと褒めた時も
この悔しさを糧にと
ハッパをかけたこともあった
その一球一球が
貴重で素敵な
かけがえのないものだったと
その成長を
噛み締めながら過ごした
小春日和の朝のひととき。
我が家の旅のしおり
ブライトウ
いよいよ最終章です。