おのおの抜かりなく


2017年02月28日

今日は月末なので

ヨメさんに生活費を渡し

恒例の総括。

今年はインフルもかからず
子どもたちから
雪はきも手伝ってもらい

元気に乗り切ったのが
1番嬉しかったこと。

3月は
ヨメさん学校
春休み
カラテの審査会
商売は繁忙月。

体調に気をつけて

おのおの
抜かりなく。

10受けたら11返す


2014年07月01日

月末のメッセージ。

今月はこんな話です。

 

 

【10受けたら11返す】

2014・6・30

わたしたちが社会生活をしてゆくにあたっては、

自分も他にサービスを与える一方、

また多くの人からサービスを受けるわけです。

もし、皆が10のサービスを受けて9しか返さなかったから、

社会はだんだん貧困になってゆきます。

社会が繁栄してゆくということは、

だれもが10受けたら11返す、

それが全体にゆきわたってゆくことではないでしょうか。

わかりきったことかもしれませんが、

個人でも、会社でも、

自分が受けるサービスの総点よりも、

サービスをする総点のほうが、

プラスになっているかどうか、

いま一度かえりみたいものです。

「いつものあなたで」
松下 幸之助 著PHP研究所より

その通りだと思いました!

気がつかないだけで受けていることも沢山あります。

何かをして頂けたことに感謝してとても返せないかもしれませんが、

それ以上に返そうと生きることが大切なのだと思います。

誰が言ったかは関係がない


2014年06月01日

今日は月末のお給料日。

R子さんにはお給料

T子さんには生活費。

そしていつものお手紙を渡します。

 

 

 

【誰が言ったかは関係ない】
2014.5.31
================================

言を聴き行いを観るは、これ人を取るの道なり。

その言を楽しみてその人を問わざるは、これ善を取るの道なり。

今の人、善言を聞くを悪み、便ち??(いい)として曰く、

「彼は能く言えども行いはおよばず。言何ぞ取るに足らん」。

これ思わざるなり。

吾の言を聴くや、その言の我に益あるがためなるのみ。

苟くも我に益あらば、人の賢否はなんぞ問わん。

================================

呻吟語です。↑の言葉は読んでも意味がさっぱり分からなかったのですが、
解説を読むと大きな学びがあります。

(解説)
発言を聞き行動を観察する、これは相手の人物を判断するポイントである。

発言には耳を傾けるが人物のいかんは問わない。

これは自分を向上させるポイントである。

ところが、近ごろの人間はすばらしい教えを聞いても、

「話すことは立派だが、おやりになっていることがそれに伴わない。
あいつの話すことなど聞いても仕方がない」

と言って、受け付けようとしない。
こういう人は思い違いをしている。

そもそも相手の発言に耳を傾けるのは、自分にとってプラスになるからである。

それなら相手の人物がどうであろうと、一向に構わないではないか。

『呻吟語』徳間書店より


後輩や年下の意見には、あまり耳を傾けないとか、
成功していない人の話を聞いても仕方がないとか、
子どもが何を言っているんだとか・・・
でも、よくよく考えてみると、
今は後輩かもしれないし、成功していないかもしれないし、
子どもかもしれないけど、
その人の将来どうなるかなんて分からない。

逆に言えば、今、成功している人だって、
今後どうなるか分からない。
だから、相手によって聞き方を変えるのではなくて、

発言(発信)している内容に耳を傾け、
心をそえた方が成長できますね。

高級レストランの料理は全て美味しいと、思い込んでいて、
近所の居酒屋さんに美味しい料理がたくさんあったとしても、
それは認めないのと似ている気がします。

どちらも、美味しく食べられたら幸せですね。

「何を言うかより、誰が言うか」と信じてきましたが、
人を地位やその時の立場で評価してしまっていた自分にも反省です。

誰が言っても、ちゃんと聞く人で在りたいと思います。

 

12倍得する生き方


2014年05月01日

今日は月末なので

R子さんにお給料T子さんに生活費

そしてお手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

 

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【12倍得する生き方】
2014.4.30
例えば付き合いたてのカップルで、
男性が初めて女性にご飯をごちそうしたとします。

おそらく、この女性は「嬉しい、ありがとう〜」と感謝の気持ちを伝えるでしょう。
例えば付き合いたてのカップルで、女性が初めて男性にお弁当を作ったとします。
おそらく、この男性は「おいしい、ありがとう〜」と
感謝の気持ちを伝えるでしょう。

これが、毎週になったらどうでしょう?
それでもしっかり感謝の気持ちを伝えていますか?
してもらっている事が当たり前になっていませんか?
なぜこんな事を言うのかというと、
これは相手がどうのこうのではなく、
あなた自身の為に全く良くないからです。
大阪大学の教授が検証し、アメリカの科学誌に発表された実験で、
こんなものがあります。

保育園で5歳〜6歳の子どもを対象に行われたのですが、

「同じ歳の子どもが、親切な行為をしているのを見たとき、
その親切を行った子どもに対して優しく接する」

というもので、
親切な行為をした子どもと、そうじゃない子どもを比べると、
なんと!約12倍、
親切をした子どもの方が、その後親切にされる回数が高かったそうです。

この実験結果から想像できるとおもいますが、
人に感謝されることをして、感謝をされて、今度は自分が有り難いことをしてもらった時にもきちんと感謝を伝えて、また喜んでもらえることをして・・・

この流れを自然に、見返りなんかどうでもよく、自然にできる人だけが成幸しているのではないでしょうか。

感謝できない人の理由も知っています。

それは、慣れてしまって、してもらう事が当たり前になるパターンと、
自分がしたことが無いから、する側の気持ちを察することができないパターン。

子育てをすると、自分も同じようにして貰っていたことに気付き、
感謝が深まります。
毎日かかさずオムツをかえ、一口一口スプーンでご飯を食べさせ、お風呂に入って洗ってもらって、夜中に泣いて起こされても文句一つ言わずに見守ってくれていた事に気付きます。

料理を作って、「おいしい」も「うれしい」も言わない人は、
自分が料理を誰かに作って、
何も言ってもらえなく寂しい思いをしたことが無いのです。

おごって貰って当然という態度の人は、自分がおごったことが無いか、
おごってもそういう態度をされたことがないからです。

何が悲しいって、
それをし続けている人こそが、
それをしっかり出来る人に比べて12分の1しか恩恵を受けないことです。

一瞬だけ得しているように見えて、実は致命的に損をしているんです。

たくさん感謝できることはあります。

たくさん気付いて、たくさん伝えて、
自分もまた誰かに感謝される生き方をして、
その連鎖の中に身を置いていきましょう。

自分もそういう人でありたいと思います。
今日から、今すぐから出来ることですね(*^_^*)

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心ひとつの置きどころ


2014年03月31日

今日で今年度の営業もおしまい。

一日早くR子さんにお給料

T子さんに生活費

 

そしてお手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

=============================

 

【心一つの置きどころ】

2014.3.31


西田文郎氏の心に響く言葉より…

「チームメートのミスが敗因だ」
「監督やコーチの責任だ」

そう考える他責の人間はアスリートとして大成しません。


これまで多くのアスリートを見てきたので、はっきり断言できます。

 

真剣にスポーツに打ち込んでいる人はよくご存じですが、
じつは負け試合ほど大切なものはないのです。


自分のウィークポイントを発見し、それを修正し、
自分の能力を高める絶好のチャンスがそこにあります。

誰かを非難する気持ちになったとたん、

その反省が起こらなくなるのです。


自分自身の成長のために反省できるのは、

「自責」の人間だけです。

 

 

ここで言う「自責」とは、

自分を責めることではありません。

 

どんな困難な状況に置かれても、


「これは自分の責任である」
「この問題は自分に与えられた課題である」

「私の試練だ」と考えられる人間のメンタリティです。

 

「ピンチはチャンスである」こういう言葉をよく耳にします。

 

でも、気をつけてください。
他責の人間にピンチは存在しません。

 

誰かのせいにすることで、

目の前にあるピンチに向き合うことを避けているのですから。

 


ですからみなさんも、


「不況のせいだ」
「円高が悪いんだ」
「私が不幸なのはこの人と結婚しちゃったからだ」
「モテないのは背が低いからだ」などという、


自分をちっぽけなものにしてしまう他責の発想とは、

今すぐ縁を切ってください。

 

目の前に赤いりんごが置かれているとします。

 

「食べたら美味しそうだ」と思う人もいます。


「きれいだ。一つ絵に描こう」と感じる人もいます。


「りんごは嫌いだ。捨てちまえ」と思う人や、もしかすると


「これを誰かに投げつけたら面白そうだ」と、

危険な発想をする人がいないとも限りません。

 

その点で、私たちはおそろしいほど自由です。


不況や円高、消費の低迷や失業率も、このりんごと同じです。


それらは単なる客観的材料、環境的材料でしかありません。

 

間違ってもあなたが抱える悩みの原因ではないし、

その理由でも決してないのです。


一つの試練として、そこに置かれているだけです。

 

『一言で強運になる「かも」の法則』知的生き方文庫

 

自責とは、自分を責める人ではなく、

すべてのことは自分に与えらえた試練である、
と考える人。


輪廻の考えから言うなら、自らが決め、自分に課したテスト問題。


すべてのトラブルや問題は、自分の魂を成長させるために


自分が自分で決めてこの世に生まれてきた、

と考えるなら誰に文句を言うこともできない。

 

人のせいにして、問題から逃げ回る人は、


魂を磨くせっかくのチャンスをみすみす逸(いっ)している。


「人生は心一つの置きどころ」(中村天風)

人のせいにするのか、ピンチはチャンスと思うのか。


物事のとらえ方一つで、運がついてくる。

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「伸びる人と伸びない人の差」


2014年03月01日

今日は月末ですので

R子さんにお給料

T子さんに生活費

そして

お手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

 

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「伸びる人と伸びない人の差」

              2014・2・28
山田満知子(浅田真央選手を育てたフィギュアスケートコーチ)

 

はっきりいって、頭が悪いのはダメですね。学校の勉強じゃないですよ。

1を言って10を知るじゃないけど、コーチがいま何を考えているかとか、


きょうは何を練習したらいいかとか、
こちらが何も言わなくても察することができる。
そういう勘がいい子が伸びますね。

私の場合、チャンピオンにするとか、
メダリストにするとか、実はそれほど興味がないんです。

うちに習いに来て、3しか能力がない子を
5とか7とかにすることはできても、


もともと10の才能を持っている天才にはかなわない。

五輪に出てくる選手なんてみんな天才ですよ。
その天才たちがさらに天才的に努力をして、
やっとメダルに手が届くかどうか。そういう厳しい世界です。

世界の頂点に立てるのは天才の中の超天才だけ。
たまたま(伊藤)みどりや(浅田)真央はなれましたけど、なれない人がほとんどなんですよ。

 

そりゃ私も2番より1番のほうがいいですよ。
でも、たとえ5番でも、みんなから

「あの子、いい子だったね」
「あの人の演技って素敵だったね」
と言われるスケーターがいいなと私は思います。
だってジャネット・リンだって3位ですよ。
誰も1位の人なんて覚えちゃいない(笑)。

彼女のスケートのいろいろなシーンに人間性が出て、
それがいつまでも私たちの心に残っているんです。

 

だから私はジャンプができないとか、
スピンが下手とか、そういうことではまず怒らない。

礼儀とか躾のほうが多いかな。
反抗期の時、生意気だったり、
先生にプンみたいな態度でいる子には
「ちょっと待ったぁ!」と。

「私はあなたより年上で、


しかも先生でしょう。
いまの受け答えはないでしょう」

とはっきり言います。
要するに生き方の注意のほうが多いですね。

みどりはハートの強さと優しさが混ざった
演技をするスケーターでしたし、
真央は素直で自然体の愛らしい演技をする子。

それってそのまま彼女たちの性格ですよ。
人間性が全部スケートに出ているんですね。

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【リングワンデリング】


2014年02月01日

今日は月末ですのでR子さんにお給料

T子さんに生活費

そして毎月のお手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

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【リングワンデリング】


2014・1・31


ここは雪山。
周りは吹雪のため視界が悪く・・・

目印になるものは何も見えません


辺り一面が雪。

ここからまっすぐ歩きだします。。。


テクテクテク…


ずいぶんと歩きました
まっすぐ歩いてきたつもりで。。

 

しかし!実はまっすぐじゃないんですって! 
利き足の方が強いために、

利き足とは逆の方向へ曲がってしまうそうです
と、言うことは・・・


ずっと歩き続けると、円を描いてしまうので
元の位置に戻って来てしまう!


これを「リングワンデリング」と言います

懸命に歩いて「ずいぶん歩いたなぁ」って気付いたらスタート地点だった。。。


頑張ってきたのに振り返ったら何も変わってなかった

自分の考えがだけが正しいと信じて頑張っていると
先に進まず「自分はいったい何をやってんだろう」
となってしまうかもしれませんね!

頑張ることや努力が無駄ということではなく
人生には目安・目印が分かる『ナビ』が必要なんだと思います♪
自分が間違った方に進んでいないかを教えてくれる『ナビゲーション』。


それは


あなたの一番近くにいる人かもしれません


あなたの上司・先輩かもしれませんし


もちろん師匠かもしれません


お店のナビは『コンセプト』です。

ある人は『本』をナビにしたり
部下・後輩を『ナビ』とするかもしれません

あなたを支えてくれている『ナビ』に気付かず
自分の思いのままに突き進んでいくと・・・


どれだけ進んでも元のままであったり
さまよい続けてしまうかもしれませんね!

「こっちだよ!」と教えてくれる存在は本当にありがたいものです。

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宮崎監督の三原則


2014年01月01日

今年も無事に一年間の営業を終えることができました。

ご来店頂いたお客様、ご協力いただいた業者さま、

そして共にお店で活躍してくれたR子さん、

陰ながら支えてくれたT子さん、子どもたちにも感謝です。

 

一年の最後に

お給料と生活費を渡します。

おまけはいつもお手紙です。

今月はこんな話です。

 

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【宮崎監督の三原則】


                              2013・12・31


努力してない者は、努力している者には勝てない。

しかし、努力している者は○○している者には勝てない。

さて、○○とは?


映画監督の宮崎駿監督がいつも若いスタッフにいう

映画づくりの三原則というのがあったそうです。


「おもしろいこと」
「作るに値すること」


そして3番目は何かというと……

「お金が儲かること」


3番目はちょっと意外でしたか?

でも、これ当然なのです。

 

1本のアニメを作るのに、スタッフが400人~500人関わりますから、

人件費が膨大にかさむのです。


ちなみに、ひとりのアニメーターが1週間で描ける絵は、

時間にするとわずか5秒ほどだとか。


つまり、1年間やっても4分ほどの絵の分量にしかならないのです。
だから、2時間の映画にするには最低でも2年はかかる

しかも、宮崎さんは絵に妥協はない。

何度でもやり直させる。

うまく描けないものは自分でも描く。


こんな気の遠くなる作業を延々とやっているのがアニメ制作なのです。
だから、興行的にも1本たりとも外せない。

監督には想像を絶するプレッシャーが襲いかかるわけです。


儲けなければ次はないのです。


だからこそ、宮崎監督の3原則は
「おもしろいこと」
「作るに値すること」
「お金が儲かること」だったわけです。


しかし、宮崎監督は、自ら定めたこの3原則

一度だけ破ったことがあるそうです。

それは「となりのトトロ」のとき。


「となりのトトロ」は、宮崎さんの先輩であり、

盟友の高畑勲監督の「火垂るの墓」と2本立て上映になっていました。


つまり、興行成績をひとりで背負わなくていい。

プレッシャーが半分になったわけです。


プロデューサーの鈴木敏夫さんは、このときほど、

宮崎さんが楽しそうに働くのを見たことがないと言っています。


「トトロ」のときは、宮崎さんは近くのスタッフと楽しそうに

おしゃべりをしながら絵を描いていたそうです。


3原則の「お金が儲かること」というプレッシャーから解放されて、

心から楽しんで制作した初めての作品が「トトロ」


結果はどうだったのか?実は、ジブリ全作品のなかで、


いちばんお客さんが「来なかった」作品になったそうです。
楽しんだ結果は……惨敗でした。

 

楽しむことに関して、競馬の福永祐一騎手がテレビで

このように言っているのを耳にしました。


「努力している人は努力してない人には勝てるけど、
努力している人も楽しんでいる人には勝てない」


努力は辛いですから、いつか力つきます。
でも、楽しんでいる人は力つきることがありません。

だって楽しいんですから。その結果、
「努力してる人は、楽しんでる人には勝てない」となるわけです。

では、「これほど楽しそうに働くのを見たことがない」というくらい、
宮崎さんが楽しんでつくったはずの「となりのトトロ」の惨敗は

どう説明がつくのか。


実は、逆転劇が待っていたのです。


「トトロ」の場合は、映画では火がつかなかたものの、

テレビ放映で人気が爆発。


それで、ぬいぐるみメーカーがトトロの魅力に気づき、

キャラクターを商品化。


ジブリはこれまでキャラクター商品を考えたことはなかったそうですが

初のキャラクター商品が大人気となり、

なんと、最終的には最も大きな収益を生みだした作品になりました。


しかもその年の映画賞をほとんど総なめにするくらいの評価もえました。
楽しむ先には、奇跡が待っているんです。


では楽しむ秘訣は何か?


なあなあにやっているだけでは、

楽しくならないんです。


ラク(楽)と楽しいは違うからです。

楽しむ秘訣は、この4つに挑戦することです。

・「おもしろいこと」
・「作るに値すること」
・「お金が儲かること」

儲かるとは、観客の拍手のこと。
つまり、自分だけの面白さを越える必要があるのです。
ここに挑戦することがまた楽しいんです。

そして楽しむ秘訣、その最後は、

・「結果(未来)に執着せず、トコトンやること」です。


結果を思い通りにしようとすると、

同時に、未来に不安と恐れが生まれます。


だから、思い通りにしようという思いを手放しちゃう。
だって、

「ああなりたい、こうなりたいとか言ったって、

なるようにしかならないんだぜ」赤塚不二夫


結果への執着を手放していま、この瞬間をトコトン生きる。

すると、楽しくなるんです。

そのとき、思いをはるかにしのぐ奇跡が舞い降りるのです。

結果が楽しいんじゃない。
プロセスが一番楽しいんです!


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ディズニー白熱教室


2013年12月01日

今日は月末。

R子さんにお給料、T子さんに生活費、

そしてお手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

 

===============================

 

【ディズニー白熱教室】2013.11.30

ディズニー白熱教室とは、フロリダのディズニー・ワールドで

世界各国の学生を対象に行なわれる、

ディズニー流の働き方や仕事のエッセンスを詰め込んだ研修プログラム

(ディズニー国際カレッジ・プログラム)のことです。

大学のような教室での授業と、現場での実践が組み合わされています。

ディズニーでは、禁止事項の決め事は驚くほど厳格です。

寮でのルール、

働く上でのルール、

休日のルール、

時間のルールなどが細かく決まっており、事前に書面で渡されます。

それを読んだ上で、合意した証としてサインをします。

いったんサインをすれば、それは厳格に運用されます。

たとえば、ディズニーの寮で生活していく上でのルール。

ディズニーでは学生は全員、専用の寮で生活しますが

寮での喫煙は禁じられています。

もし、それを破れば、有無を言わさずプログラムを終了して、

ただちに自分の国に帰国しなければなりません。

未成年の飲酒、ドラッグ、深夜1時以降に訪問者を招くことも同罪です。

一度違反すれば即座に強制終了。

プログラムはそこで終わり、将来も一切、

ディズニーのプログラムに参加する資格はありません。

一方、寮の門限の違反、無断欠勤、遅刻などに関しては、

サッカーで言うイエローカードのような書面を渡されます。

そこには、あと何回で強制終了か書かれており、渡された学生は震え上がります。

 

ディズニーの楽しさとキャストに対するルールの厳しさは相反するように見えるかもしれませんが、

決して矛盾するものではありません。

このような厳しい環境に身を置くことで、ディズニーの白熱教室に参加した学生たちは、

ルールを守る習慣、自分を律する精神が身につきます。

 

さらには、この厳しいルールは意外にも

キャストたちが互いに気持ちよく働くためにあると言えそうです。

たとえば、ディズニーではさまざまな人種、文化、価値観を持った人たちが働いています。

衛生観念、時間の概念、安全の概念も違います。

そうした人々の集団に対して、漠然として規則を適用して働かせたら一体どうなるでしょうか。

「アトラクションの説明担当者が寝坊してまだ来ない」

「ゲストに対する安全確認にバラつきがある」

「ハンバーガーを焼きかけたのに別の用事で持ち場を離れてしまった」

「もう交代時間なのに、次の担当者が現れない」

こんな人が続出するかもしれません。

 

ディズニーでは、仕事が安全に、またスムーズに回っていく上で必要なことは

ルールとして細かく決められ、厳格に適用されるため、

トラブルなく仕事が進んでいくわけです。

 

厳格にルールを運用する一つの目的は、

「決められたルールはみんなが守る」

ことによってキャスト同士が互いに信頼し合える関係をつくり上げるためです。

 

みんなが時間を守り、決められたルールを守ると互いに信じ合っているから、

どのキャストも安心して仕事ができます。

交代要員がちゃんと来てくれるか不安だったら、

ゲストに対していつもにこやかな笑顔などしていられないでしょう。

最初はルールの厳しさに不満を持つ学生も少なくありませんが、

実際に多種多様な国のキャストとつき合ううちに、

ルールが甘ければ無法地帯になりかねないと、次第に納得できるようになります。

『ディズニー白熱教室 「仕事で大切なこと」を知る授業』三笠書房

 

ディズニーの企業理念は、

「ゲスト(お客様)に素晴らしい夢と感動、喜び、安らぎを提供する」こと。

ディズニーでは、従業員のことを「キャスト(出演者)」と呼んでいます。

ウォルト・ディズニーは

「ディズニーランドはショーである」

という言葉を残しています。

従業員たちは、テーマパークという一つの舞台(ステージ)の上で

来場者(ゲスト)を楽しませる、

エンターティナーであり、パフォーマーである。

 

そんなニュアンスを感じ取れるのが、このキャストという言葉です。

以上(同書より)

 

感動の舞台をお客様に見てもらうには、

俳優達は血のにじむような稽古を繰り返す。

そして一流の俳優は、舞台では、その苦しかった稽古の片鱗も見せることはない。

出演者たちが、厳しいルールや決まりごとを守っているからこそ、

華やかな舞台ができあがる。

つまり、一人ひとりが自分を律することができる自立した大人であるということ。

真の大人だけが人を楽しませることができる。
 

 

えこひいきは当たり前


2013年11月01日

今日は月末ですので

T子さんには生活費、R子さんにはお給料、

そしてお手紙を渡します。

 

今月はこんな話です。

 

============================

 

【えこひいきは当たり前】

2013.10.31

マラソンの高橋尚子氏の心に響く言葉より…

あるとき、小出監督のもとに

「監督はみんなを平等に指導してくれない」と訴えに行った選手がいたとか。

監督はこう言ったそうです。

「えこひいき?そんなの当たり前だよ。

みんなもう学生じゃないんだからね」

実業団の陸上の世界は、寮に入ったり生活時間帯が制約されたりして、

ある意味学生の延長線上にあるような管理をされた毎日です。

 

「どんな職場でも、社会人というのは

自分のことを見てもらえるように努力をするものだよ。

努力しなければ、見てはもらえない。

こっちが指導したいなと思うような選手になりなさい。

鐘だってそうだ。

打って響かなければ、もう鳴らしたくなってしまう。

打ったら響く、そういう人にならなくてはいけないよ。

そうでなかったら、俺だってえこひいきするよ。

社会人なんだから」

小出監督のその言葉は、私にとって本当に革命的な言葉でした。

 

みんな平等、そんな学生時代の当たり前の気持ちから社会人に一歩踏み出した、

そして、社会人の厳しさを教わった言葉だったのです。

『笑顔で生きる魔法の言葉』角川書店

 

 

Qちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出義雄氏は、

ほめて選手をやる気にさせる天才的な監督だ。

小出監督は、とにかく同じことを何度も何度も、繰り返して言うという。

 

まだ、800m、1500mの選手だったときに、

「おまえ、マラソン選手に向いているよ」と毎日言われたそうだ。

それで、その気になってマラソンの練習を始めた。

 

しかし、どんなに優秀な選手であろうと、

自らが努力をしないで、「指導してくれない」と愚痴を言う人は、

上の人には引き上げてもらえない。

 

いくらほめる天才の小出監督でも、

やる気のない人はほめない。

 

○○してくれない、と「くれない」ばかり言う人を、「くれない族」という。

「くれない」ではなく、

自らが人一倍の努力をすることで

上司や監督が、この人(選手)をなんとかしたい、

引き上げたいと思われる人になる必要がある。

「えこひいきは当たり前」

商売ならお客様に、

選手なら監督に、えこひいきされる人でありたい。
 

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