山登りでヘトヘトなはずなのに
全身痛いのに興奮しているのか
緊張しているのか
まだ日も登らないうちから目が覚めた。
最終日のスタート。
予定では8時からのスタートだけれども
大阪城の天守閣は9時開場だけれど
公園内は早くても大丈夫!
ということで
6時半ホテルを出発!
あれ?
財布がない!
取りに行ってポケットから発見。
そういえばこのホテルのロビーに
豊臣の馬印の逆さ瓢箪。
では、
行って来ます!
朝日がまぶしく
今日も天気が良さそうです。
マンホールにも大阪城
乾櫓
昨日夜見たお堀とは
感じが全然違います。
少し歩いて大手門へ
落ちるなよ!
メガネ落とすなよ!
かなり高い石垣です。
大手橋からみる千貫櫓
千貫櫓は
大手門の北側を守る重要な砦で
かつて織田信長が「あの櫓を落とした者には千貫文の銭を与えても惜しくない」
と言ったことが名前の由来なのだとか。
難攻不落の櫓として知られ、構造は二重二階建て。
追手門をくぐるも
朝日の逆光。
大手門をくぐると目の前に現れるのが
大阪城名物の巨石群。
当時の徳川の力の大きさを実感します
大手門やっぱり立派!
太鼓櫓
そのすぐそばには
石山本願寺推定地の碑
信長も攻めあぐねた
石山本願寺は
大阪の上町台地の上
大阪城の跡だとはなんとも納得です。
桜も一部満開
石垣に張り付く長男
武道館を通り過ぎ
太閤秀吉がご祭神として祀られている
豊国神社にお参りです。
ここは百姓から天下人まで上り詰めた
秀吉公にあやかり
出世立身のご利益があるとされています。
出世はさておき
自分の身を立てるそんな志が
うちの3人の子どもたちにも
授かりますようにと
珍しく願わせていただきました。
そこからチョチョイと歩いて
桜橋と桜門
早朝なのであまり人がいません。
桜門の奥には
一際大きな巨石が
これが大阪城で一番大きな
蛸石といって
38畳分の広さ
重さ108トンあるそうです。
でかっ!
おそるべし徳川!
桜門を振り返ってみると
名前の通りさくらがとてもにあう
風情のある門です。
通り抜けると
本丸跡。
大阪城はコンクリートの城で
見所全くないって行ったの誰だ?
堀や石垣ナワバリどれをとっても
超おもしろいんですけど!!!!
これは・・・
井戸ではなく
この地下7メートル奥から
豊臣時代の石垣が発掘されたということで
それまでこの大阪城は
太閤秀吉の城とみんなが思い込んでいたのだけれど
実は徳川が豊臣の城を全て埋め殺しにして
新たに城を作ったのがこの大阪城なんだとか。
残念ながら
豊臣時代の石垣の遺構は非公開でした。
この建物
欧州ロマネスク様式の建物
旧第4師団司令部庁舎
だそうで、今はおみやげ屋さんなどが入っている
商業施設になっています。
この時間チラホラしか人がいないのですが
僕ら親子の前を抜かれるわけでもなく
先に行ってしまうわけでもなく
なんとなくぷらぷらしているおじさんが一人いて
その人から写真を撮ってくれと頼まれた。
中国の方?なので言葉はわからないのですが
グイグイ自分のアイフォンを押し付けてくるので
多分そうだと思う。
この建物の前で写真をとのことだけど
カメラを持つ僕よりずいぶん離れて立っているので
顔や表情が小さくしか写らなくなってしまうので
僕も写真をやる方なので
構図には気を使い
もうちょっと前においでと指示を出し
ちょっと多めに3.4枚撮っておじさんに返した。
だいたいこんな感じに撮ってあげた。
これくらいだと
顔も建物もばっちりでしょ!
と思ったら
立ち去ろうとする僕をおじさんは引き止め
撮った写真の確認を求める。
すると、
「違うダメダメ!やり直し!」
的なニュアンス?で再撮影を頼まれた。
???
と不思議そうな顔する僕に
おじさんは自分のつま先を指差し
「つま先がはいってないよ!!」
と行っているようだ。
良かれと思って構図を変えたのが災いし
今度は画面にマッチ棒くらいに
おじさんが写り込んだ写真を2.3枚撮った。
おじさんは
小さなスマホの画像をグイーッと引き伸ばし
顔の確認。
つづいて
グイーッとつま先。
この2点がしっかり撮れているかを
確認し、
「もう一回!」
と3度目の撮影。
やはり
前回同様腕組みしたちっさく映ったおじさんの
写真を5.6枚撮り
渡すとまたグイーっと顔とつま先を確認し
やっとオッケーが出て
僕は解放された。
長男なんかも
「けっこうグイグイ来たね」
って苦笑いしてた。
まぁ
それで日本のいい思い出になればいいやと
思って歩いていると
この辺でまたさっきのおじさんに捕まった。
そしてまた
つま先が入るようにと念を押され
10枚くらいパチパチ撮ってやった
(もうヤケクソ)
それでも一度ではオッケーが出ず
2度目でやっとまた解放された。
いや、僕あなたのカメラマンでも業者でもないんだけどな・・・
中国人は自分の要求をグイグイしてくる
それを実感した出来事だった。
注:後日その話をお客様にしたところ
そこでNOと言えないのが日本人であり
他の外国人だったら
「今は自分が楽しんでいる時間だから
1枚くらいはやぶさかではないけれど
それ以上は付き合い兼ねます」
と、しっかりNOを言うのだとか。
それを中国人あたりはしっかりとわかっていて
日本人は断れないから一度頼み
断らなかったやつにさらなる要求をする
そんな打算があるとのこと。
自分はまさに日本人。
不本意ながらも「断る」という選択肢は
全くなかったし
自分だったら一回撮ってもらって
少しくらい気に食わなくても
悪いからありがとうと言って我慢するのだけれど
自分の思うところは
どんなシチュエーションであろうと
突き通す中国人の姿勢に
これからはそう言った人たちがたくさん
日本に入ってくる中で
付き合っていかないといけないのだなぁと
そんなこと感じた異文化交流でした。
さて、気を取り直して
天守の裏手に回り
堀の見学
お城の魅力はなんて言っても
天守とかの建物ではなく
堀や土塁、石垣等の
地形を利用した防御要塞たる
殺意や意志・意図を読み取るところにあると
僕は思います。
観光客のほとんどが
エレベーターのついた天守閣を
まっすぐに目指していくのだけれど
天守なんて
僕から言わせたら飾りだ。
それがわからんのですよ。
ほとんどの人には。
大阪城の石がどの藩が
どこから運んできたのかとか
極楽橋
- 豊臣秀吉の大坂城に極楽橋が架けられる
- 大坂夏の陣でなくなる
- 徳川再建の時に極楽橋が架けなおされる
- 幕末の戊辰戦争で焼失
- 1965年に再度、架けなおされる
- ということで一応三代目になるようです。
- 人気の少ない朝、
- 結婚式の前撮りをしていましたが
- これも外国の方でした。
- 極楽橋を背景に。
- 逆光がきつくて
- 露出あげてやっとこれくらい。
- さて、ここまで2時間くらい散策したので
- 京橋口から駅前に戻り朝食を。
- 朝から大阪っぽいものを・・・
- と思ったのですが
- 昨日の夜にはきらびやかだった町も
- すっかり朝の顔になっていて
- 大阪っぽいものは断念。
今日これから続く
町歩きに備えて
松屋の牛丼特盛でエネルギーチャージ!
9時の天守閣オープンに向けて
もう一度大手門へ。
今度は人がたくさんいます。
桜門も団体や人だかりがあって
今来た人は写真を撮るのも一苦労です。
真っ青な空!
これから大阪城登城です。
大体大勢がエレベーターに並んで
いきなり天守の5階を目指していますが
2階から4階までが
大阪の歴史資料館になっていて
我が家にとっては
非常に興味深いのです。
特に
3階4階の写真撮影禁止区域の展示物に関しては
幸村公の甲冑や
秀吉の黄金の茶室(復元)などが
一見の価値あり!
こんないいとこ飛ばして見ないなんて
なんてもったいない!
たしかに眺めはいいですね。
この写真では確認できないけれど
大阪城から
通天閣も見えます。
曲がり角は
他の人が写り込まないチャンスゾーン!
それでもそそくさと
駆け足の30分で天守閣の見学を終了。
外に出ると本丸は
もう人で溢れかえっていました。
やっぱり大阪城の近くにホテルをとって
早朝見学は我が家にとって大正解でした!
桜門を出て
一番近い駅森ノ宮駅まで歩くことに。
公園は桜が満開で
この階段はなんだか
「君の名は」みたいだねって
言いながら歩いて
駅に到着。
一駅乗って
さて、いよいよ
真田丸です!!!
つづく