ブライトウ大阪【2日目】その2〜九度山〜


2019年04月02日

竹田城を出発したのが

11時半。

ここから次の目的地

和歌山県九度山町まで

どうがんばっても3時間半。。。。

せっかく関西まできたのに

昼間のいい時間を車の移動で潰しちゃうのってどう?

九度山は諦めて

ゆっくり大阪観光でもいいんじゃない?

と、運転に不安のある僕の提案は

一蹴され

紀州和歌山

九度山町に到着!

この九度山町は

関ヶ原の戦いで西軍についた真田昌幸信繁親子を

天下人となった徳川家康が幽閉した場所で

昌幸はこの地で徳川への復讐を誓いながら亡くなり

息子真田信繁幸村は大坂冬の陣に参戦するまでの

16年間を家族と家臣とともにこの地九度山で過ごしたのだそうです。

無料駐車場にはのぼりが掲げられ

トイレにも六文銭。

真田のゆかりの地では

かならずこの六文銭に会えます。

地図を片手に目指すは真田庵

あっ

なんかみたことある!

高鳴る胸の鼓動が抑えられません!

来た〜!!!!真田庵!!

真田丸紀行で見たまんまだ!

コーフンを抑えつつ

真田地主大権現さまにごあいさつ。

このお寺では怒った姿の昌幸の霊が

たびたび見られるようになったそうで

そこで大安上人は昌幸の霊を

この地の大権現の神様にして祀ったところ、

穏やかな顔になった昌幸が現れ、

そして祀ってもらったお礼にこの地を守ると約束しました。

それがこの真田地主大権現です。

向かいには

真田幸村大介400回忌の碑

そしてその左手には

雷封じの井戸

信繁が真田屋敷に落ちた雷を取り押さえて封じ込めて

里人の難を救ったという伝説の井戸。

実はこの井戸は真田庵の近くにある、

大坂城に通じていたという「真田の抜け穴」(真田古墳)

に繋がっていて、

その入り口を隠すために

「雷を封じ込めたからこの井戸を開けることを禁じる」

と家臣や民衆に命じたというさらなる“尾ひれ”がついているのだそうです。

 

真田庵の前で一枚。

僕ら以外誰もいません。

そりゃそうだ。

 

ちなみにこの建物は

善名称院といって

真田の屋敷の跡に建てられたお寺です。

そしてこちらが2代目の松

信繁は昌幸が死去した際、

遺体を荼毘に付して屋敷の敷地内に遺骨を埋葬したそうで

その時、墓印として松の木を植えたと伝えられています。

残念ながら初代の松が枯れてしまったため

地元の人の手で二代目の松が植えられた。

それが現在、真田庵の境内にある「二代目の松」なんだそうです。

この真田庵はお寺なのですが

一応お守りや少々真田グッズも売っているのですが

「商品代金はお賽銭箱に入れてください」

とのこと。

さすがです。

 

僕は手ぬぐいと絵馬を購入。

裏に願いを書くのですが

書くのはもちろん

諸国客衆繁盛

遠く和歌山の地で

自分の絵馬がかけられているなんて

なんとも不思議な気分です。

来ちゃったんだなぁ。

九度山。

 

お賽銭箱の隣には

幸村公と昌幸公の石像があり

背中をさすって

お願いをするとご利益があるとか。

 

ここでも

諸国客衆繁盛

門には真田六文銭と結び雁金

燭台もそうですね。

真田庵自体そんなに大きなお寺ではないので

だいたいこんな感じです。

僕ら家族(ヨメを除く)は

興味があるので見所満載です!

昔の集会所のような佇まいの

真田宝物資料館へ。

こちらも

料金は箱に自己申告で入れる形です。

一人200円なので5人で1000円投入。

鎧やカブトその他は模造ですが

さすがは宝物資料館

幸村公が大坂の陣で使用した

槍先

肖像掛け軸

昌幸が再起を図るべく

幸村に授けたという

兵法の書

真田紐の織り機

などなど

ほんとに見るものたくさんで

大満足!!!

最後に手を合わせて真田庵をあとにします。

真田庵の塀の瓦にも六文銭

マンホールには

柿の絵が

ここ九度山は柿の産地で

柿の葉寿司が名産なのだそうですが

残念ながらそのお店はもう終わってしまっていました。

くるっとまわると

あれ?

もしかしてこっちが正面?

 

 

真田庵の正門はこちらでした。

ぷらぷら歩くと

九度山っぽいものが目に入ります

民家の軒先には

紀州九度山の飾りがあったり。

少々歩くと

真田の抜け穴を発見。

この穴を通って

大阪城へ抜け出したとか。

そのすぐそばには

真田紐研究会がありました。

真田紐とは

真田幸村が機械を使って作った紐で

縦に引く力に強く、とても丈夫であったので、

武器や様々な生活に古くから使われてきました。

幸村はこの真田紐を織り、

家来に全国各地に売り歩かせ、

情報収集と資金集めに役立たせていたといわれています。

 

ちょっとお邪魔して

真田紐の昔ながらの作り方の

実演を見学させてもらいました。

たくさんの真田丸キャストの方も

訪れたようでした。

山形から来たんです

そういうと大層よろこんでくれて

内緒ね!なんて言って

ちょこっとプレゼントもいただいちゃいました。

もっとゆっくりしたいけど・・・

と泣く泣く後にして車に戻ります。

実は先ほどの真田の抜け穴を見学時

狭い通りから車が降りてきて

道路から井戸は少々段差があり

車を避けた三男をおんぶした長男が

バランスを崩し、

三男は長男の背中から落下してしまったのでした。

狭い道路

きちっとはっきりと

避難させなかった僕が悪い!

と反省。

気になって気になって

真田紐見学も僕は上の空。

車に帰ったら

元気になっていた三男見て一安心。

さて、

これから約2時間かけて

大阪までの運転、

街中を走行後、

レンタカー返却という

僕にとって一番のプレッシャータイムに突入!

果たして無事到着できるのか???

 

はい、

結果オーライ!

予定よりはずいぶん遅くなって

暗くなっちゃったけど

無事2日間のレンタカー運転のミッションクリア!

ホテルは大阪城のすぐ近く

大阪城のライトアップは

青かった。

ホテルに程なく到着し

晩御飯をどこで食べるか会議を開く。

案1:電車に乗ってなんば、道頓堀を見学し晩御飯

案2:ホテルの近くで食事を済ます

案3:大阪の知り合いと梅田で落ち合って食事

今日はとにかく朝から山登りをして

くたくただからどこにも出かけたくない!

というヨメさんと三男。

せっかくだから電車乗って出かけたい!

という僕長男次男。

だったら行きたい人だけ行ってきていいよとか

言い出すヨメさん。

協議の結果

家族旅行で別々に晩御飯はないよねって

ことになって

ホテルから歩いていける

お好み焼き「さくら」さんへ

ここは大阪によくくる友人から

超おすすめ!と言われてたお店で

ダメ元で電話してみたところ

運良く席がとれたのでした。

ラッキー!

まずは安着祝いで

かんぱーい!

めったに外では飲みたがらないヨメさんも

朝からの山登りが相当こたえたようで

ガブガブ酒を煽ります。

どんどん飲んでくれ給え。

このお店のおすすめ

山芋焼き

粉は全く使ってないので

とろとろのふわふわ

一瞬静かになる

恍惚

興奮!

お次はねぎ焼き

一瞬で無くなる。

まるで鉄板の上から

蒸発したようだ。

豚玉

これ一番スタンダードでうまい

だいぶ召し上がったようで

イカ焼き

ふわふわに柔らかいイカうまい!

おすすめのお酒を飲んでみる

子ども達の一番人気は

じゃがバターチーズ焼き

どれも一瞬で消える

ブタキムチ

やきそば

そばめし

一体何枚食うんだ?この人たち。

 

でも

焼いてもらって持ってきてもらうので

 

自分で焼くスタイルのお好み焼き屋さんより

格段にゆっくりできる。

ついに酔っ払いがからむ

説教

でも楽しそうだ。

流石にお腹も一杯になって

ホテルへ帰る。

おとーさん!

「居酒屋のりを」

だって!

ホテルへ到着。

もうみんなヘトヘト。

部屋に帰るなり

ヨメ爆睡

 

僕は

昼間竹田で買ってきた

どぶろくを飲んで就寝。

さあ、

明日は最終日。

早起きしなくちゃ!

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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