誓願【せいがん】
2018年07月25日
おかげさまで7月25日で
理髪館いとうは15周年を迎える事が出来ました。
これまで御愛顧頂いたお客様をはじめ
ご縁をいただいた皆様に感謝すると共に
これから理髪館いとうが
こうありたいと誓い、願う思いを
したためました。
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【誓願せいがん】
春日大社にある石の灯篭の中でも
古くからあるものには、
みんな
諸国客衆繁盛(しょこくきゃくしゅうはんじょう)
と刻まれているのだそうです。
商売繁盛と刻まれるようになったのは
昭和57年からで結構最近のこと。
それまではずーっと
諸国客衆繁盛って祈願してきたんだそうです。
商売繁盛は
「自分の商いが繁盛しますように」
と願うのに対して
諸国客衆繁盛は
「自分に関わる全ての人が儲かりますように。」
「自分に関わる全ての人が幸せになりますように。」
そう願ったのだそうです。
昔の人は
先義後利(せんぎこうり)
と言って、
先に人様が幸せになったら、
自分にも必ずそれがまわってくる。
それが昔から日本人が大切にしてきた商道徳観でした。
高度成長期に入って
いかにして利潤を得るかを
優先するようになった時代であり
日本人の考え方も著しく変化してきたのです。
そのときはこうしなければいけない
という堅い決意も、
何年か経つうちにだんだんとゆるんでくるので
忘れないようにと
先人たちは石に刻んできたのだと思います。
今年15周年を迎えた
理髪館いとうは商売繁盛より
諸国客州繁盛を願うお店であり続けたい。
この思いをずっと忘れないように
胸に刻んでおきたいと思います。
自分に関わる全ての人が儲かりますように。
自分に関わる全ての人が幸せになりますように。
理髪館いとう 代表 伊藤規雄