お先にどうぞ
2012年07月01日
今日も月末ですのでR子さんにお給料とT子さんに生活費を渡します。
今月もお給料と生活費を渡せたことに感謝します。
一緒にまた手紙を渡します。
今回はこんな話です。
【「お先にどうぞ」と言った回数】
2012/06/30
デイビッド・ハミルトン氏の心に響く言葉より…
『あなたの健康と幸福は、
「お先にどうぞ」と言った回数で決まります』
「親切な人」であることの重要性は、
あなたが思っている以上です。
たとえば、噂話に関する心理学の研究では、
私たちが友人や同僚のことを話すときにもっとも話題にしやすいのが
「その人が親切かどうか」
だとわかっています。
親切は、私たちが気持ちよく暮らすための潤滑油。
親切な態度はその人の人間的魅力につながるだけでなく、
心身の健康にも大きく関わっていることが、
近年のさまざまな研究で明らかになってきたのです。
119人の日本人女性を対象にした実験では、
親切行為を数えるだけで幸福感が増すことがわかったのです。
対象者のうち71人に、他者への親切行為を毎日ノートに記録して、
回数と内容を把握する作業を1週間行なってもらいました
(残りの48人は比較のためのグループで、何も指示しません)。
そして、その前後で自分の幸福度を数字に表してもらい、比較しました。
すると、指示を受けなかった48人には目だった変化がなかった一方で、
親切行為を数えたグループでは、71人全員の幸福度が高まっていたのです。
米国で行なわれた別の調査では、3296人の対象者のうち、
じつに95%もの人が「人助けをすることで気分がよくなった」と答えています。
そのほか、
「温かい気持になった」
「高揚感に包まれた」
「元気が湧いてきた」などと、
具体的な効果をあげる返答も多数ありました。
それだけではありません。53%の人が、
そのおかげで「ものの見方が楽観的に変わった」とまで答えているのです。
ほとんどの人は、それらの感情が何時間も持続し、
人によっては数日間も続いたと報告しました。
つまり、親切を身につけることで、一時的な気分の変化だけでなく、
「心を変える」こともできるのです。
人に親切にすると、オキシトシンやセロトニンなどの
脳内物質が放出されます。
これらの物質は気分の改善に役立ち、
前向きで楽観的な心理状態をもたらします。
親切を続けるだけで、
「気分よく毎日を過ごせる頭」
ができていくのです。
特に、オキシトシンには親近感を強めるはたららきがあり、
他者との絆(きずな)を強めてくれます。
人に親切にすることで抑うつ感情が軽減したり、
幸福感が増大するのは、
脳内でこれらの物質がつくられ、
科学的な作用が起きる結果なのです。
親切の習慣を長く続けると、脳内の神経の道筋が変化して、
いい気分がより長く維持されるようになります。
セロトニン、オキシトシンの濃度が高く保たれ、脳がその状態に慣れてくるのです。
『「親切」は驚くほど体にいい!』飛鳥新社
人に親切にしたり、人の役に立つような活動は、
うつなどの精神疾患の治療に役立つという。
あるいは、ペットなどの世話をすることも、
「何かの役に立っている」という気持がおこり、
同様の効果があるという。
人の役に立ったり、人に親切にするには、
人の気持ちが分からなければできない。
どうしたらもっと人が喜ぶだろう、
相手の気持や身体が楽になるだろう、と考える「利他の心」だ。
利他の心とは、自分の損得より、人の喜びを優先させること。
健康と幸福は、「お先にどうぞ」と言った回数で決まる、という。
小さな親切を積み重ね、健康で幸せな人生をおくりたいものです。