産んだご褒美
2025年05月05日
僕が花を贈っても
喜んでくれる。
喜んではくれるけど
そこまで。
泣きはしない。
誕生日というものは
母が1番苦しんで命懸けで
自分を産んでくれた日だから
プレゼントをもらうのではなく
母に産んでもらった感謝の言葉と
逆にプレゼントを渡せる人間になれ
長男にはそれこそ小さな頃から
言い聞かせた。
春から社会人になり
父の古臭い教えを
愚直に実行に移し続ける長男は
僕の誇りである。
毎回泣くほどに喜ばせる長男に
泣いて喜ぶ母を見て
本来ヨメさんの涙など見たくはないけど
感動して嬉しくて
目から溢れ出る涙なら
それも悪くないとも思える。
だって今日は母が君を
命懸けで産んでくれた日だから
ご褒美は感動の涙。
それでいい。
それがいい。
よくやった長男。
対母親のキラーコンテンツ
また鉄板来たとか
ちょっと毎回これで泣かすの
ズルくない?と父は思いつつ
産んでくれてありがとう。
生まれてくれてありがとう。
父は感謝しか出来ないのです。