ノブのオヤジ
2024年10月28日
中にいたのは
『ノブのオヤジ』
と呼んでいた店長さんで
今思えば20代後半から30代
お兄さんと呼んでもいいくらいの
青年だったのですが
小学生には立派な『オヤジ』に
見えたものでした。
そのオヤジは
これまた見事なくらいに
子どもに媚びを売らない大人でした。
分からない事があって質問しても
『そんなこともわかんねーのかよ!』
と一喝され
なんなんだよあのオヤジ!
と文句を言いながら家路についたのは
一度や二度ではありません。
でも今考えると
大人は全て自分ら子どもには
親切にしてくれるもの
そう思っていた自分に
初めて世間の厳しさを
教えてくれたように思います。
あまりにもケチョンケチョンに
やられた悪印象が強く
わざわざ嫌な思いをしに行かなくても…
と、長らく足が向かずにいましたが、
先日の新聞を見て
最後にひと目だけでもと
ノブのオヤジに会いに来ました。
模型を通してモノづくりの楽しさ
想像する楽しさを伝える
をコンセプトにしたノブ。
地元の模型店が
またひとつ消えてゆくのは
寂しい限りですが
あのギラギラしたオヤジが
いいじいちゃんになってて
小学生のガキが
50代になった今、
ノブ化学模型社
ノブのオヤジ
ありがとうございました。
お疲れ様でした。