この世で一番見たくないもの
2023年09月20日
この世で1番見たくないもの
それは
ヨメさんの悲しむ姿
ヨメさんの涙
その母を失った悲しみは
自分の感じるそれとは
比べようもなく
かける言葉もなく
涙を流す彼女に
ただ隣で寄り添うことしか
出来ないのがなんとも不甲斐ない。
優しく朗らかで
おっとりのんびりしていて
抜けてるところがあっても
自分が1番に笑い飛ばす
母娘は歳をとると
似てくるというけれど
この人もこのお母さんみたいに
なるなら…
なんかいいな!
なったらいいな!
って思えた。
義父は当初、大事な娘を預けて
いいのか、不適任かを見極めようと
厳しめの目で僕を見ている隣で
娘が選んだ人なんだから
あなたできっと大丈夫!
と、言葉にはせずとも
温かく受け入れてくれた
最大の理解者で味方だった。
共通したのは
優しかった
かばってくれた
褒めてくれた
そういう言葉が
全員から出てきたのは
義母の人柄と人徳だと思う。
これからじんわりと訪れる
悲しみや寂しさに向き合うヨメさんに
寄り添ってあげたいと思う。
義母が産んだ
兄兄娘の三兄妹が
それぞれ配偶者を得、
総勢23名にまで一族は増えた。
コロナ禍もあり
全員揃って久しぶりに
飲んで食べて話して
楽しく過ごした
きっと義母が
これからも兄妹みんな
仲良くね!
※長男のお別れの言葉
僕は小さい頃よくじいちゃんに
怒られていましたが
ばあちゃんは僕の話を聞いては
褒めて庇ってくれました。
とても優しいばあちゃんでした。
そんなばあちゃんと最後に出掛けた時、
僕が中学生になり大きくなって
僕のことを誰だか
わからなくなってしまいました。
あんなに優しかったばあちゃんが
僕のことを忘れてしまうなんてと
ショックを受けました。
2年ほど前に施設に入ったので
最近は会えませんでしたね。
僕は話したいことや教えたいことが
沢山ありました。でもそれを
伝える機会はありませんでした。
僕はもっとばあちゃんと
話をしたかったし、
話を聞いて褒めて欲しかったです。
高校生になったことや
野球部の仲間のこと、
副キャプテンになったことや
ホームランを打ったこと、
まだまだ話したい事が沢山あります。
ばあちゃんに野球の話をすると
ばあちゃんはいつも決まって
じいちゃんも野球をしてて、
よく見に行ったという話を
何度もしていました。
生きてるうちに
じいちゃんばあちゃんに
野球をしている姿を
見せられなかったのは残念でしたが、
天国では僕たち三兄弟の
頑張る姿を見守ってて下さい。
孫代表 長男