チャレンジカップリベンジ!


2017年07月02日

今日は極真田端道場

チャレンジカップリベンジ大会!

これまで勝ちのない次男は初勝利を目指し

前回優勝の長男は連覇をかけて戦います。

そしてついに!

負け続け

悔し涙を流し続けた次男、

初めて勝った!!!!

自分の勝ちよりもうれしそうなこの表情!!

次男の勝利を

イチバン喜ぶお兄ちゃん。

そして

長男も勝った!

これから2回戦。

次男は5月に負けた相手にリベンジならずで

また泣いた。

いつもケンカするけど

真っ先にかけより慰めるのはいつも長男。

次男の腰のあたりに

小さな手が見える。

三男も必死に負けたお兄ちゃんを慰めようと

抱きついている。

このへんがやっぱり兄弟だなぁと

胸が熱くなる。

2回戦、3回戦を危なげなく勝ち上がった長男の決勝戦。

5月に決勝で当たった相手に

下段廻し蹴り一閃!

立ち上がる事が出来ずに一本勝ちで

長男3度目の優勝!

決勝前にはこの大あくびをなんどもしていたんだけど

きっとプレッシャーがかかっていたんだろうと思う。

自分を殴ろうとしている相手と

逃げずに向き合うって

本当に怖くて

その怖いという自分の心に打ち克つというのが

武道をやる人間の強さなんだと思う。

うちの田畑師範はいつも言う。

勝敗を分けるのは紙一重の差。

それは

苦しい時

辛い時に

『あきらめるか、あきらめないか』

『粘り強いか、粘り強くないか』

空手を通して人生を教えてくれる

素晴らしい先生に巡り会えて

子ども達は幸せです。

師範の話はきちんと目を見て聞いています。

この姿にも成長を感じます。

今回、次男は初勝利、長男は優勝と

これ以上ない結果に終わったのだけれど

僕の空手観戦も3シーズン目を迎えて

感じる事を少々。

だいたいみんな

右の突きが強いので

決まって空手の試合の後は

左胸と左腕に

アザをつくる。

試合が終わっても

残る痛みや

浮かび上がる腕のアザ。

それを見るたび、

痛むたびに

相手も今頃

痛い思いしてるんだろうなぁ

そう思うと同じ子を持つ親としては

相手の親御さんの気持ちを思うと

少し申し訳ないような気分になる。

空手の試合を見に行くと

素晴らしく熱の入った指導を

我が子に施す親御さんをよく見かける。

鼓舞

叱咤

激励

様々な声が飛ぶのだが

セコンドさながらの【指示】を

飛ばす人もいる。

空手門外漢の自分としては

『日頃の稽古を出し切るように』

と背中を押すしかできないので

うらやましくもある。

しかし、僕が気になるのは

その指示を受け続ける子が、

試合中にチラチラと

親の顔色を伺うのだ。

一体誰の試合なんだろう。

いつも疑問に思う。

その家庭では

毎日かなりのトレーニングを 

 やっているんだろうことが想像でき

教えた通り稽古通り指示通り

できなかったら

めちゃくちゃ怒られてる。

僕から見たら

年齢にしてみたら

かなりの完成度なんだけどな。

しかしこの完成度って問題で

早くからあまり技を磨きすぎると

小さくまとまってしまうと

自分は思うし、見ていてそう感じる。

まるで親が

まだ子どもなのに急いで

【完成】

させようとしているように見える。

【子どもは刃物と同じ】であり

研げば研ぐほど

切れ味は増す。

スパッとキレる。

でも、そのぶん刀身は

ドンドン短くなり

小ぶりな刃物にしかなれない。

子ども達には

切れ味は大雑把でいいから

まずは小さくまとめず

切れ味悪いけど破壊力バツグンの

刀身のとにかくデカい刃物にすること。

それを我が家は

目指すことにする。

この子達の【完成】は

もっともっとずーっと後のことだと

思うから。

そんな長〜い目で

子ども達の成長を

見守っていきたいなぁと思う。

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