約束
2015年12月09日
今日は義父の葬儀でした。
結婚して10年。
親子になった
10年間。
これほどまでに
たくさんの学びや
気づきを与えてくれる存在と
出会えたことに
感謝してもし尽くせません。
初めて親を亡くして
感じる悲しみや喪失感
そしてまたひょっこりと
目の前に現れるんじゃないかと
未だ受け入れ難い現実も
となりで肩を震わせて
泣いている嫁さんの
悲しみとは比べようもないほど
ちっぽけなものかもしれない
と、そう思うと
同じ悲しみを分かち合う家族が
いてくれるから
笑いあえるし前へ進めるのだと思う。
葬儀中、最初から最後まで
人目をはばかることなく
大泣きする長男の姿に
周りの大人、そして僕も
もらい泣きをするのだけれど
それも人一倍怒られたり
褒められたりと
可愛がってもらった結果なんだ。
柩にはじいちゃんから
いつも褒めてもらって
応援してもらった
空手の帯を入れ
『僕の夢決まった。
空手がんばって
オリンピックに出る。
じいちゃん天国できっと喜ぶから』
じいちゃんは
自分の死をもって
残された僕たち家族に
最後の大きな学びをくれました。
僕のたった10年間だった父。
その父と交わした約束を
必ず守り通すと仏前に誓いました。
『娘をよろしく頼む』
今晩は星がとても綺麗な夜だった。
きっとじいちゃんが
空から君たちを見守ってるよーって
言ってるんだねって
子ども達と師走の夜空を
白くなった息を吐きながら
しばらく眺めていた…