父の願いと手作りアメ


2014年09月30日


かけっこがニガテな太っちょ長男YU作さんは


今日は学校で持久走があるようで…

なんだか朝から浮かない様子。


『いつも練習でも27位なんだ。』


『何人中?』


『27人。いつもビリなんだ』


『そっか!でもキミは本番強いからきっと行けるよ!』


『でも…今日も27位だよ。きっと』


ナカナカ気持ちが前に向かずに自信を無くしてる YU作さん。


『よし!今日は一人でも抜かしたら、お父さんがご褒美あげる!』

『おかあさんも応援に行っちゃう!!』


これで彼は発奮したらしい。


何度走っても27位以外の順位にならなかった彼が

23位に急浮上( ^ω^ )


夜は普通の晩ゴハンで

「よくやったね」

「がんばったね!」と
がんばったパーティを開催。

もっと結果に対して

僕とT子さんで思いっきり喜んであげなきゃなって

改めて思いました。

特に

【お母さんが見てくれている】

ってすごいパワーになるんだなって感じました。

男の子は単純でかわいい。

 


同じカラダでもキモチが違えば結果は変わるんだよ。

ニガテなことがあってもいいと思う。


その中でも、自分の最善を尽くす努力だけは

あきらめないで欲しいと父ちゃんは思う。

え?
ご褒美?


父ちゃんが折り紙で作った
妖怪ウオッチでした^_−☆

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ニックネーム


2014年09月29日

長男YU作さんの

鉛筆をふと見ると・・・

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【ジャイアン】

なんでジャイアンなの??

って聞いてみたら

みんなからそう言われているから。

だって。

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気は優しくて力持ち。

そんな意味でのニックネームだったらいいなと父は思う。

お母さんは僕が守る


2014年09月26日

お風呂上がり。

こんなものが置いてあった。

 


1743566_703988163027359_4269942025332033654_nおお~っうれしいよ~!

って長男を褒めまくった次の日。

今度は次男が燃えた。

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おにいちゃんがあんなに喜ばれてるんだから僕も!とのことらしい。

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『おとうさんだーいすき』
『おかあさんだーいすき』
と書いてパジャマに置いてくれた。

 

じゃあ、
『お父さんとお母さんどっちが好きなの?』

 


何気ない疑問から
思いがけない展開に…。


『ご飯作ってくれるからお母さん!』


『お母さんはすぐに怒る。お父さんは怒らない。だからお父さん!』


『お母さんが怒るのはいろんなこと考えてくれてるから。お父さんは仕事ばっかりしてる!』

『お父さんが仕事してるのは僕達の為だ!』


『お父さん!』


『お母さん!』


と、どこまで続くのか
終わりの見えない
我が家のこの言い争い。


そしてついには


【お父さんとお母さん、

か一人だけと一緒に暮らすなら

どっちを選ぶ?】


という究極の選択に。

 


『料理の上手なお母さん!』


『お金稼ぐお父さん!』


出ない答えに
困り果てた様子の長男は


『両方一緒じゃダメ?』
と何度もうかがう。

 


ついに
がっくりうなだれ
絞り出すように一言。


『お母さんと暮らす…。
僕はお母さんを守らなくちゃいけないから…。』

とポロポロ涙をこぼし始めた。

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意地悪言ってゴメンね。


そんなの選べないよね。

可哀想なことしちゃったねと、
言っているヨメさんの顔は
とてもうれしそうに見えた。


とうちゃんも、
お母さん思いの優しい子に育ってくれて

ホントにうれしいよ。

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泣いて笑って見送って


2014年09月08日

6日土曜日。

僕のばあちゃんが天国へ旅立ちました。

戦争で最愛のじいちゃんを亡くしたのが31歳の頃。

それから僕の父親を頭とする三人の子どもたちを

女手ひとつで懸命にそだててくれました。

僕が生まれたのは60歳の時。

僕をたいそうかわいがってくれた。

とっても気の強いばあちゃんで、

やると決めたことはとことんまでやる。

60歳で理容の仕事は隠居して

趣味だった日舞を毎日毎日徹底的にやった。

小学校の頃、町内の盆踊りでのアトラクションとして

「白虎隊」の踊りを教えてもらった。

とっても厳しくってすごくいやだったけど

踊り終わって褒めてもらうのがとても嬉しかった。

そのアトラクションは代々町内の子どもたちに引き継がれ、

今も毎年盆踊りでは「白虎隊」が踊られている。

僕がばあちゃんと暮らしたのは東京へ行くまでの18年間だったけど、

たくさん褒めてくれるばあちゃんだったなあと思う。

中でも

「あなたは大器晩成だ」

「とても素直な気持ちを持っている」

「この爪の形はとても器用なんだ」

「おでこが出ているのは偉人型だ」

などなど。

今でも、

これから自分の人生は

どんどん良くなっていくんだと

根拠なく思えるのは、

「大器晩成」の言葉を僕に浴びせ続けてくれた

ばあちゃんのおかげなのだと思う。

 

唯一の内孫として、ばあちゃんが倒れた3年前から、

病院に通い、少しづつ弱り、小さくなっていくばあちゃんの姿を

見届けることができたこと。

そして、7人いるばあちゃんの孫の中でも断トツで一番に

ばあちゃんの手を握ってあげられたこと、

そして元気な時に、たくさんの話を聞かせてもらったり、

他の従兄たちにはない思い出をたくさんもらえることができたのは

とても幸運なことだと感謝しています。

 

ひさしぶりに孫たちが全員集合。

こうやって久しぶりにみんなを引き合わせてくれたのが

ばあちゃんなんだね。

 

100年生きた中で

じいちゃんと過ごしたのはたった6年。

6年の期間に男女男と三人の子を産み、

70年たってやっとじいちゃんとの再会を果たしたばあちゃん。

 

やっと会えたね。

よかったね。ばあちゃん。

 

 

 

 


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