ブライトウ11【真田宝物館】


2017年04月05日

和室の布団でだったので

ぐっすり眠れて6時から朝風呂。

昨日のお風呂とは男女交換してあり

露天にあったつぼ風呂はなかったのが残念。

7時からの朝食を済ませ

8時にチェックアウト。

真田近辺の予定で回りきれていない

移動時間3分の長国寺へ。

とにかくすごく道が狭い。

松代周辺は道が狭いので拠点を決めて車を止めて

歩いて回るのがオススメですね。

ここは真田信之の霊廟があるということで

手を合わせに来ました。

ところが霊廟見学には事前の予約が必要だったようで

塀の入り口には鍵がかかっていて入れません。

時間の関係上ここは塀の外からですが

手を合わせて済ませます。

ちなみに信之の息子の信政のお墓があるのもこのお寺です。

そして歩いて行ける距離にある

真田宝物館に到着!

本来は松代散策の昨日訪れるはずだったけど

まさかの「火曜休館」

一度は諦めかけたが諦めきれず

今日三日目のスケジュールを昨日回ることで

来館が実現しました!!

子どもたちの執念に動かされた格好です。

開館時間は9時からなのですが

入り口の前に並ぶ。

もちろん我が家しかいません。

9時ちょっと前に特別に入れてもらい

中を見学。

写真撮影が禁止なのが残念ですが

さすが真田の資料を日本一有する宝物館

本やネットで見た書状の原本や

絵などがならび、

子ども向けの真田クイズを解きながら

楽しく見学。

ちょうど今日はリニューアルオープンということで

「真田と馬」のテーマで

武田騎馬隊の流れをくむ

信州の馬、馬具、文化などが展示されていました。

なかでも

馬の目を見ると気性がわかるとして

馬の目と気性一覧図が面白かった。

一通り見学し

唯一写真撮影の出来るという

子ども向けの広場に行くと

なんと、夢にまで見た鎧兜と剣、

それも子ども用で試着無料とのこと!!!

大はしゃぎで着せてもらいます。

長男は赤

次男は黒

三男もこの通り!

この旅でずっと見せつけられていた

憧れの鎧兜を実際に切ることができて

子どもたちの中では

「幸村」に「昌幸」になれる

エキサイティングな瞬間です!!!

見てみて!かっこいいでしょ!???

大満足のこの表情

体格のいい長男にはサイズがぴったり!

陣羽織もあって決まってます。

三男も大満足!!!

おまけに僕もヨメさんも

陣羽織ときものをきて家族で戦国時代へタイムスリップ!

松代なので

川中島の一騎打ちの再現シーンで

盛り上がる3人。

「真田宝物館来て本当に良かった!!!!!!!」

お城よりも

武将になれたこの時が一番嬉しく楽しかったそうで。

次男は

「僕の幸村になるっていう夢叶った!!!」

長男は

「この旅で一番興奮した!!!」

と涙を流していました。

連れてきて本当に良かった。

全員満足したところで

惜しまれながらも松代を離れ

この旅最後の目的地へ。

 

つづく

 

 

 

ブライトウ10【松代荘】


2017年04月04日

今日のお宿

国民宿舎松代荘に着きました。

この宿を選んだ理由は

真田の隠れ湯として伝わる温泉があるということと

なんといっても

館内どこも

かしこも

六文銭と結び雁金づくし。

まるでディズニーアンバサダーホテルのような

真田ファンにはたまらないお宿なのです。

さっそく浴衣に着替えて

最高の笑顔で

「結び雁金めでたけれ〜♪」

を大合唱。

 

着替えてお風呂へ行くと

真田の隠し湯の温泉。

この写真は次の日の早朝に誰もいない時に撮ったんだけど

この日入った露天風呂には

つぼ湯があり

みんなでジャージャーお湯をこぼしながら

小さいつぼのお湯に入りました。

あぁ、いいお湯だった。

お風呂から上がるとまたしても

写真撮影会。

根本的に「武将になりたい」という欲求があるのか?

とにかくそれっぽい格好をしたがるのですね。

お風呂も入ってさっぱりして

おまちかねの夕食。

今日は100キロ程度の移動だったので

幾分か楽でしたが

やっぱり乾杯しないと1日が終わりません。

三男サイズの浴衣はなかったのが残念!

聞いてみればあったのかな?

 

旅の目的どおりに

あまり小さなことにはこだわらず

とにかく楽しむこと!

楽しい時間を過ごすことを目的にすると

いつもに増してイキイキした表情を見せてくれるこどもたち。

この顔見れただけで

父ちゃん長野まで来た甲斐があったよ!!!

気分は最高!

僕もお酒を注文。

昨日の焼き鳥屋さんでも気になっていたけれど

「オススメのお酒は?」

なんて聞ける空気でも

会話の時間もなかったので

今日は飲みます!

本当に気分がいい!!

食事が終わって

風林火山をイメージしたロビーで

もう一度記念撮影。

よっぱらったので

早く寝よう。

ふとんもやっぱり六文銭と結び雁金。

明日は最終日。

めいいっぱい楽しむためにぐっすりお休み。

いい夢見ろよ!

 

ブライトウ⑨【松代城周辺】


2017年04月04日

ブランコでテンションの上がった

子どもたちの目の前に現れたのは

松代城(海津城)の堀と土塁

この松代城は以前は海津城(かいずじょう)と呼ばれ

川中島の合戦の際の武田軍の拠点として作られた城です。

天守は存在せず

今は門と水堀と土塁が残るのみ。

やっぱり戦国の城だけあって土塁は立派です。

土塁に登って歩いているはずが・・・

いつの間にかこんなことに!

下手すると上まで登れない土塁に

三人とも大興奮!

だから戦国の城は面白い!

だそうです。

だから高いところは・・・

30分ほど要し

やっと門までたどり着く。

門構えも立派です。

狭間を覗き

仮想上杉と戦います。

城内には海津城の碑がありました。

この海津城は真田信之が治めた松代藩の居城となり

徳川家に気を使ったのかお金がなかたのか

大幅な改修や天守を建てることなく

屋敷としてその姿を残したのだそうです。

一番晴らしのいい

戌亥櫓台へのぼってみる。

本当に今日も天気がいい。

さて、城下町を歩いて

真田邸へ。

当時のお殿様の屋敷に入れるというのは

大変光栄なことだなぁと

感じてしまいます。

たいそう立派な玄関と

贅を尽くした・・・

という感じではないがしっかりとした作りのお屋敷で

庭の景色はなんとも気持ちが落ち着きます。

また歩いて文武学校へ。

ここは時間の関係上スルーで。

白井家横田家屋敷を見学し

予定にはない象山神社へ。

象山先生に手を合わせました。

ここでタイムアップ。

宿に向かい今日は終了になります。

残念なことに今日は火曜日で

一番楽しみにしていた真田宝物館はお休み。

明日回るはずだった川中島と大峰寺はもう済んだので

明日朝一番で向かいたいと思います。

車で5分ほど走り今日の宿へ。

続く。

 

ブライトウ⑧【川中島古戦場跡】


2017年04月04日

松本から高速で一時間ほどのドライブで

松代に到着。

上田から松本に向かう山道とは違って

なんとも快適な一時間。

やっぱ高速は楽だわ。

松代ICを降りると3日目の朝に予定していた

川中島古戦場跡と大峰寺が

松代城までの間にあることがわかり、

時間もあるので先に立ち寄ることに。

まずはどーんと迎えてくれたのは

松代の英雄、幕末の原動力の

佐久間象山先生の銅像。

象山先生は僕の尊敬する吉田松陰先生の先生。

こんな立派な銅像を立ててもらえるほどに

地元の人から愛されているんだなぁと実感します。

移動の間にねほろけた長男は

寝ぼけて調子がいまひとつ。

なんとかあるいて八幡社へ。

夢にまで見た川中島の決戦の像!

なんだけど

長男はご覧の通り。

武田軍と上杉軍の当時の合戦の様子が書いてあります。

社内には首塚があったり慰霊碑があったりと

戦の激しさが伺い知れます。

おまいりをすませ

御朱印をいただいたころ

やっと長男復活。

でもそこそこに腹減ったと言いだす次男三男の胃袋を満たすために

近くの観光施設?に移動。

峠の釜飯で有名なおぎのやさん。

せっかくだからお蕎麦と一緒にいただきました。

長男は安定のカツカレー。

買い物中のヨメさんを待つ間

駐車場裏手の河原で川中島を思う。

どれ移動だ・・・。

と車を走らせ始めたその時また

「僕の信玄ペンがない!」

とまた始まった。

またどうせその辺におっこちてんだろうと

河原を探すがみつからない。

売り場と食堂を見てもない。

残念ながら大切な大切な信玄ペンは

ここまでの命だったようだと諦め

駐車場から出発。

そんなに大事だったらちゃんと持っておきなさい!

車で5分ほど走ったところの

大峰寺へ。

とにかく道路が狭くて狭くて・・・。

ここは松代真田家の初代藩主真田信之の

御霊屋があるところ。

どこもかしこも六文銭だらけ。

瓦の模様も真田家家紋の結び雁金。

神社ではないので

パンパン!とはせずに

この松代に寄らせていただいたことをご報告と感謝。

上田の街はいたるところに六文銭の描かれた赤い旗がたなびき

真田の郷だという雰囲気にあふれていたけど

ちょっと離れて松本に行くと全く六文銭は見ることがなくなり、

今度は松代に着くと

嫌という程六文銭と結び雁金が目に飛び込んでくる。

今も地域の人に愛されているという証だろう。

どれ、次行くぞ!といったのだけれど

目の前に飛び込んできたブランコに心奪われる三人。

今日のここまでの日程でこのブランコが一番楽しかったと言われた。。。

つづく

 

ブライトウ⑦【松本城】


2017年04月04日

上田から下道一時間のドライブで

国宝松本城に到着。

駐車場へ着いた時点で天守閣が見えています。

町のシンボルですね。

石川数正のお城です。

平城なので地形的なものよりも

人夫をふんだんに使って掘った堀や

石垣などで敵の攻撃を防ぐもので

昨日まで回った真田の山城とは趣向が大きく違っています。

わぁわぁ騒ぎながらまずは一枚。

入り口は反対側なのでゆっくりと

堀の周りを一周しながら眺めたいと思います。

歩く速さは興味の差。

早く早くと先を急ぐ長男次男僕に対し

ゆっくりの三男とヨメさん。

いつもはヨメさんのところに僕がいるのですが。

この頃から僕の

ビデオスマホデジカメの三刀流撮影が始まります。

次男も撮りたい!

と言って撮ったのがコレ。

とても綺麗に撮れたね。

三男も撮りたい!って聞かないし

長男すぐ飽きる。

ので結局僕が持つことに。

ヨメさん一切関知せず。

写真を撮っていると

外国人をよく見かけます。

「ていくあぴくちゃ〜?」

写真を撮ってあげたら

かわりにうちのも撮ってくれて

おまけに

一緒に写真を撮りました。

子どもたちには

外国にから来た人には親切にしな。

よその国に行って親切にされたら

その国っていい国だなって思うから。

そして今度だれかがその国に行った時

日本で親切にしてもらったことのある外国の人は

日本人に親切にしてくれるはずだから。

お父さんも外国に行った時に

とても親切にしてもらった経験がある。

それは今まで日本人の誰かが親切やいい行いをしたから

してもらえたんだと思う。

だから今度は外国から来た人には

ほんのちょっとでも親切にしようと思う。

そんな話をしながら城の周りをぐるりと歩く。

どうも嫁さんが写真に写らないので

男4人の旅だと思っている人もいるみたい。

珍しくワンショット。

これは僕が撮ったのではなく

次男の向けたカメラ。

こちらが松本城の正面。

武将がいて一緒に撮影。

中に入るとやはりすごい重厚感のある

柱や梁。

展示物も少々あるのですが

戦国のものはあまりなく

江戸時代に入って

天下太平になってからのものなので

うちの子たちはスルーで通過。

松本城といえば

黒い腰板が特徴的で

黒いかっこいい城です。

武者窓から見えるシャチホコ。

「お父さん、ここの破風(はふ)広い!」

お城の屋根の飾りを破風(はふ)といい

武器弾薬庫になっていたそうで、

そこに座って上機嫌の長男。

急な階段を対面通行で登り

やっと辿り着いた天守最上階。

ここからの眺望は当時のお殿様しか見れなかったのだと思うと

感慨無量です。

ちなみに展示物にまったく興味のない三男とヨメさんは

超高速で見学し

すでに城を降りて行った模様。

せまい!

この急な階段を当時の武将は

重い鎧を身につけて上り下りしたのだろうか・・・。

それだけでも大変だなぁと思ったりします。

これが有名な辰巳櫓。

結構なベストショットを撮ったのは

以外にもヨメさん。

窓の中には僕と長男。そういうわけか。

下に降りるとまた武将。

 

本当に天気がいい!

売店でご当地ジュースの飲み比べ。

信州のもも、巨峰、デラウェア、りんごサイダーそしてクー。

個人的には

ももが一番美味しかったがこれは個人的な好みの問題と思われる。

国門枡形へ。

この門を破るために先陣を切れば

絶対にやられる確信を持つ。

そろそろ移動しようかって

外堀の外側を歩いて駐車場へ向かう途中

「ねぇ、家族全員の写真撮りたい!」

と長男が言い出したので

散歩中のおじさんを捕まえて

撮ってもらった。

 

残念ながら最高の笑顔をしている長男は

ヨメさんのまんまるな顔に隠れてしまっていた。

全部。

ここまで余裕の一時間巻き。

ここからは高速を使い一時間ほどで松代へ。

予定していた昼食は移動してからとることにしよう。

つづく。

 

ブライトウ⑥【上田城②】


2017年04月04日

昨日雨が降ってゆっくり見れずに

未練の残る上田城へ

早朝6時にはや起きしてやってきました!

って、ヨメと三男は爆睡中ですが・・・。

 

日が登り切る前のこの時間、

とにかく寒い!

もう一枚着てくればよかった。

みんなフードを被っているのは寒いからです。

 

昨日と同じルートで上田城へ・・・

というのは面白くないので

少々回り道。

 

昨日はグランド側を回った

上田高校の正門方向から。

すごい門があります。

実はこの上田高校は

上田藩主屋敷跡だそうで

堀に囲まれ塀も立派。

さすがに狭間はないけれど。

マンホールも上田仕様。

上田市役所の通りには真田十勇士の

看板があります。

昨日は気づかなかったな。

次男にカメラ預けたらこんな撮り方。

今日は門の方に行かず道路を渡ってすぐの

階段をおります。

ここは昔の堀の跡が残っている場所で

ブラタモリでも歩いて通っていました。

こちらを回る目的は

上田城を囲む「地形」「石垣」を自分の目で確認すること。

上田の地層は泥流岩でやわらかい。

しかし、もろくはなく崩れにくいので

切岸や堀を掘るのにとても適している地質だそうで。

櫓もその切り立った壁の上に立っています。

こちら側は「尼が淵」といって今は公園になっているのですが

当時は川になっており

天然の堀として城を守っていたとのこと。

それが石垣の積み方や

石の色などから時代がわかり

当時の姿を想像する・・・

これが城歩きの醍醐味だなぁと改めて思います。

算木積みの痕跡で時代を特定。

ここには昔は船着場があったと想定されます。

この船着場から

荷物が運び込まれたり

移動したりしたのでしょうね。

今は上田城千本桜まつりの開催期間ですが

今日は早朝のためテントだけが並んでいます。

櫓はさておき、

堀の跡に立つ野球場と陸上競技場から

北にある虚空蔵山を眺めます。

ここには上杉の城があり

常に緊張状態にあったというのもその距離感からうなずけます。

 

当時の上田城の姿を見ることができる

「VR上田城」というアプリを見ながらの散策。

ホテルで寝ていたヨメさんから電話が来て

チェックアウトしたいから戻ってこいと言われたが

今いいところ。

すぐには帰れないと伝える。

がんばれ、ヨメさん。

一時間以上かけてぐるっと堀の周りを一周してきました。

とても寒かったのですが

やっとお日様が出てきてあったかくなってきました。

昨日は曇り空で雨模様だったのですが

今日は晴天!

写真を撮ってもキマるねぇ。

父ちゃんが昌幸になって

幸村の席を長男次男で奪い合う。

もう一度真田石。

この角度の櫓が素敵だなぁ。

ヨメさんからハァハァ言いながら電話があり

なんとかチェックアウトを済ませ

三男と大量の荷物を抱え

駐車場へ向かっているので

間も無くこちらに迎えに来るとのこと。

悪いことしたなとも思ったが

出発前に何度も何度を

運びやすいようにキャスターのついている

スーツケースに入れて持って行こうと提案したけれど

彼女は頑として聞かず、

でかい旅行用のスポーツバックと

各人のリュックとバックで持ち歩くことになったことから

これが自業自得というものだなと思ったりした。

全員の荷物運ぶのは大変だ。

彼女もこれで僕が言っていることの意味に

気づいてくれることを願うのみ。

「そろそろ行くよ!」

あこがれの上田城へ来て

帰りたくない離れたくない長男はこの寂しそうな表情。

「来年もまた来たい!」

と言われたが

「いろんな世界を見た方がいいんじゃない?」

そう言って上田城を後にした。

早起きしたおかげで

二度目の上田城というボーナスステージを終え

しかも1時間ほど予定よりは早く2日目

最初の目的地へむかいます。

 

昨晩「もう当分肉はいらない」と言っていた長男は

朝から唐揚げ食べていた。

 

つづく。

 

 

 

 

ブライトウ⑤【美味だれ焼き鳥】


2017年04月03日

ヨメさんと家族が部屋で出かける準備をしている間

僕はホテルのフロントへ行き

今晩の食事するお店の情報収集。

フロントのお兄さんに

郷土料理のお店もしくは

名物美味だれ焼き鳥のお店どこか良いところありませんかと聞いてみる。

すると

オススメ焼き鳥やマップを渡される。

これじゃわからないから

お兄さんのオススメのお店って

この中でどれかとさらに聞いてみると

このお店です!と

一軒だけを強く推してくる。

そのお店はマップの①になっており、

距離もほどほどあり

道路も入り組んでいてわかりやすいとは

とても言えなかったので

もっと駅の近くでオススメありませんか?と聞くと

それでもこの①のお店が良いという。

家族で行きたいので子どもも受け入れてくれて

焼き鳥以外のメニューもあると嬉しいと

さらに伝えると

結構大きいお店なので対応してくれるはず!

ただ、すごく混むお店なので事前に予約をしたほうが良い!

とゲキ推し。

いや〜。そんなに混むところだとお店に迷惑かけるといけないから〜。

と軽く辞退しようとすると

「絶対行ったほうが良いですよ!」とお兄さん。

じゃあ予約してみようと電話してみる。

それを嬉しそうに見つめてくるお兄さん。

(予約取ってくれるわけではないのね)

電話をかけると、元気のない声で女性が出た。

「初めてなのですが、家族5人でそちらにお邪魔したいと思っていますが

これから予約できますか?」

と丁寧に聞くと

「はぁ〜。(ん?ため息?)うちは6時から開けるお店なので

その前に言われても困ります。

6時に空くのでその時まで来てみてください。」

とため息まじりに超そっけない対応。

こりゃダメだと思いお兄さんに

「予約はできないって断られました。他に行こうと思います」

と言うと

「あれ〜?おかしいな?でもまず6時にそこ行ってもらって

ダメだったら他行ったほうが良いですよ!」

とゴリゴリ推し。

そこまでいうんなら・・・。

電話の対応が気になり少々気乗りしないながらも

たまたま出た人が悪かったのかなと

気を取り直して家族揃ってその①の焼き鳥やさんへ向かう。

大通りから小さな路地を二度三度と曲がり

一度店を見過ごしを通り過ぎ、引き返してお店に到着。

ちょうど6時だ。

暖簾をくぐり引き戸を開けると

店内は思っていたよりも綺麗でモダンな感じだった。

席は大きいテーブルが見えるところでも3卓ほど空いている。

よかった・・・。

「子ども入れて5人なんですけど」

と言うと電話の主であることが明白なおばさんが

顔をしかめながらやってきて

いらっしゃいませなどの言葉もないまま

調理場に向って

「5人て言うんだけどどうする〜?予約の⚪︎⚪︎こっち動かしてでいいよね?」

確認をとって

「ここどうぞ」

と入り口の近くの席に通される。

(なんだよ。予約受けてるじゃないか。しかも6時に来たのに

もうカウンター席で飲んでる人いるじゃないか)

と思っていた矢先、

「注文は聞きにくるからそれまでは声かけないで」

と言い放っておばさんはいなくなった。

ヨメさんと顔を見合わせ二人ともキョトンとしてしまう。

ヨメさんはまあまあ、と

不機嫌になりつつある僕の心をお見通しで

なだめるような目で見つめてくる。

そうだな。

今回の旅行は「楽しむため」に来たんだから

少々は我慢。

店内には上田らしいポスターが貼ってある。

5分ほど談笑していると注文を取りに来た。

みんなお腹が空いているので

焼き鳥をじゃんじゃん頼む。

ほとんどの焼き鳥が一本100円、

ちょっと高いので130円くらいでどれも安い。

煮込みにサラダに・・・

お腹が空いているのでたくさん頼んでしまう。

子どもたちは腹減っていると思うので

お腹にたまるサイドメニューの焼きそばを注文。

すると

「焼きそばは一番最後になるけどいい?」

と言われたので

子どもたちお腹すいてるので出来たら先に出るものが欲しいと

冷静に伝えると

焼き台を使うので焼き鳥を焼き終わった後最後になるとおっしゃる。

「じゃあ焼きそばじゃなくても

先に少し早く出るものないですか?

この焼きおにぎりは?」

と聞いた瞬間おばさんは調理台に向かって

「焼きおにぎり食いたいんだって〜。無理だよね〜!」

と大声で叫び

「4個だけならできるって」

と妥協案で調理台に了解をとってきた。

・・・・なんじゃそりゃ・・・・・

「もう出よう!」

とヨメさんに言うと

まぁまぁ・・・

お腹すいてるし、今から場所変えるとまた遅くなるし

と再びなだめられる。

でも・・・・

釈然としない中ビールとジュースが運ばれてきて

今日1日の総括をして

カンパ〜い!!

お通しを食べながら待つこと少々

混雑した店内にもかかわらず

焼き鳥は思いの外早くやってきた。

ヨメさんのお腹をつつき、

「注文したの食べたらすぐ帰ろう」

そう確認して

素焼きの焼き鳥に特製の「美味だれ」(おいだれ)をかけて

食べる。

 

これが・・・・

ウマイ!

これが超絶にうまかった。

腹も減ってるしどれ食べても

肉が大きくて柔らかくて

甘辛い美味だれが絶妙に合う!!

結局追加で焼き鳥を頼み

長男に「もう当分肉いらない」

と言わせるまで食べて終了。

 

注文が進むにつれて

おばさんの態度も少しずつ軟化してきたように感じる。

ここからは僕の憶測だが

1一見客であること

2子ども連れであること

この二つがおばさんの態度を硬化させていたのかとも思うが

カウンター席のおじさんもビール注文しようとして

今声かけるなと怒られていた。。。

子どもは通常あんまり食べないので

いいお客様じゃない(あまり売り上げに貢献しない)

から嫌がられたのだろうか。

その割にうちの子たちはよく食べて

結構飲み食いしたのでまぁまぁよしと

思ったのかどうか。

真意は謎のままだが

接客は最悪だがお店は常に満席。

要因は本当に美味しい焼き鳥の商品力であると断定。

ただ、

広い店内、注文とドリンク提供と配膳を

一人でこなすおばさんは

いっぱいいっぱいの毎日が続き

そういう対応をせざるをえなかったのではないかなと

考えたりする。

 

が、

 

自分もサービス業に携わるものとして

反面教師としての意味で

大変勉強になりました。

タクシーの運ちゃんといい

焼き鳥屋のおばさんといい

上田は城下町だからか

長野が盆地だからか

よそ者を受け付けないような雰囲気を持っている人が

全てではないがいるということを

感じる出来事で

山形がおもてなしとか

人が温かいとか言ってもらえる意味を

改めて感じました。

 

ウマかったからよかったものの

これで不味かったらシャレにもならなかったところだが

 

いいネタもらったと思って

よしとすることにしよう。

 

さて食い過ぎて気持ち悪いくらいなので

早くホテル帰って明日に控えることに。

明日に続く。

 

 

 

ブライトウ④【上田城①】


2017年04月03日

大急ぎで山を下り

上田駅前にとったホテルへチェックイン。

急いで飛び出し歩いて上田城へ。

まずは上田駅ロータリーにある

幸村像の前でテンションアップ!

そこからブラタモリで見た町歩きをします。

あぁっ!あった!

鶴瓶さんが気になった木彫りの人形!

ここはホテルの玄関なのですが

中にまで入って写真を撮らせてもらいました。

事前に上田と真田がモチーフの現代アニメの

サマーウォーズを見せたら

めちゃめちゃはまって

どうしてもこの木彫りのキャラクターが見たかったんだって。

ブラタモリであった通りに

城下町の曲がりくねった細い道を歩き

上田高校のグランドを眺めながら

やっと上田城に到着!!!!

この縄張り図だけで駅からお城までたどり着きました。

 

「見て見て!!櫓だよ!!!」

と目の前に現れた櫓門を指差すと

「お父さん、これ写真撮ろう!!」

と顔を突っ込む三人。

やっぱりそっちか。

 

城を見て欲しいのだが。

写真と映像では何度も何度も見た景色が

目の前に!!!

家を出てから8時間!

やっとやっと見ることができて感激!!!

事前に情報収集したので

もう次に見るところは頭の中に入っています。

ヨメさんと三男以外は。。。

これが真田家が上田から松代に移る際に

長男信之(関ヶ原の合戦後信幸から信之に改名)が

松代に持って行こうとしたが

びくとも動かなくて断念したという石

「真田石」

こりゃでかいわ。

 

まずは櫓を見学し

着替え

鉄砲を構える。

キメ顏の次男。

カッコイイ!!

カブトみて大コーフン!!

櫓を出て

真田神社へ向かう途中で雨がパラパラ降り始めた。

ずっと撮りたかった

六文銭巨大カブトの前でパチリ。

お参りし、御朱印を受けたところで

雨がいよいよ本降りに・・・。

予定ではこの後堀の周りを歩いて散策する予定だったけど

上田私立博物館へ見学に。

館内撮影禁止だったけど

ひととおり見て回る。

そとはざんざん降りなので

休憩室で先ほど千本桜まつりの露店で買った

信州名物「おやき」をみんなで食べる。

食べる前までは熱々の中華まんみたいなものを想像していたけど

案外皮は硬く、ふかふかは全くしていない。

あんこ・チョコ・野沢菜・切り干し大根などなど

内容は様々。

僕は野沢菜入りが好み。

雨の小降りになるタイミングを見計らい

城外の上田観光会館へ。

するとここでまたもや

「僕のバックがない!」

 

アホか!!!!!

今日まわったところ全部だぞ!!!!

お金も入ってるんだぞ!!!

またもや城内へ。

多分真田神社のスタンプのところで

忘れてきたのかも???

走って戻ってみると

長男の赤いバックがそのまま置いてありました。

あぁ〜。よかったよかった。

って・・・

よくも忘れずに忘れてくるものだと感心してしまう。

予定を少し早くきりあげたので

ゆっくりとお買い物。

ガチャガチャなんて・・・

こんなところ来てまでしなくても・・・・

とは、今日は言わないことにします。

とても丁寧な売り場のお姉さんたちには

うちの子どもたちが自分の財布から

各々お金を出して買い物をする姿を

びっくりされたみたいでした。

外はひどい雨。

普通は歩けない距離ではないけれど

荷物も増えたのでタクシーを読んでもらい乗り込む。

ほぼワンメーターの距離が気に食わなかったのか

運転手さんは終始不機嫌そうで

今日の天気のことや

オススメの場所を聞いても

とてもそっけない。

観光地なのにもったいないなぁと思う。

ホテル到着。

つづく。

 

ブライトウ③【真田の郷】


2017年04月03日

高速にのり市街地を通り抜け

向かったのは「真田の郷」

まずはゆきむら夢工房にてさらっと情報収集と昼食。

のはずが・・・。

大いに足止めを食う。

おまけに予定していた信州そばも

土日のみの提供ということで食べられないことが発覚。

しかも売店で見事に引っかかった三人。

「まだ旅行始まったばっかりだからあんまり使いすぎると

あとからお小遣いなくなっちゃうよ」

僕の忠告は耳には入っていないようだ。

今回、子どもたちのお土産や、お小遣いについては

子どもたちに財布を渡し、

ばあちゃんにもらった餞別や、

家でテレビ我慢して貯めたお小遣いを入れ、

一切の管理を自分の責任とすることにした。

つまり

何をいつ買おうが

僕は一切関知しない。

さて、どういうお金の使い方をするのか

見せてもらおうか。

。。。。。

結局ここで半分以上のお小遣いを使い果たす。。。

案内所のお姉さんに

お姉さんがいつも行くお蕎麦屋さん教えてください。

そういって教えてもらったお蕎麦やさんへ移動し

信州そばを食す。

なんでも本来は十割そばが信州そばなんだけれど

観光の方があまり十割のボソボソした感触が好きではないということで

ほとんどのお店が観光客に向けて

二八そばを出しているんだとか。

案内所のおねえさんはしきりに

「ボソボソしてダメだという人がいる」

と言ってきたが、こちらは山形出身。

見せてもらおうか。

信州そばのボソボソ加減を!

ということでもりそばを注文。

長男は大盛り。

お店の人からは「食べれるの?」と心配されていたけれど

山形のそばの方が盛りがいい!!

みんな余裕の完食。

少し細めで田舎蕎麦に慣れている僕らには

物足りないくらいにボソボソなんてしない。

タレは濃いめで

でも細い割にしっかりと繋がっていて

香りのあるお蕎麦でした。

ここでもまた長男の

「僕たち山形から来たんですけど〜」

が始まり、すごいね〜えらいね〜の言葉をもらって

上機嫌。

美味しいお蕎麦でした。ごちそうさまでした。

そのお蕎麦やさんでこの後のスケジュールを話すと

「ここにきたらぜひ山家神社に行ってください!!」

とオススメされる。

 

ここは真田の郷で真田家が崇拝した神社。

敷地内に真田幸隆昌幸信幸信繁を祀った真田神社があって

上田城の真田神社はここから分祀されたのだそうです。

碁盤があり、

そこに5円玉を並べるのが真田流のお賽銭。

「5円玉6枚で六文銭」

がスタンダードなようで、

財布から5円玉を掻き出す。

もっとたくさん5円玉を持って来ればよかったと

今更ながら思う。

そして急な坂道を登って

長谷寺へ。

真田幸隆昌幸行幸隆奥のとりさんのお墓があるお寺。

まだ雪が残っている境内。

やっぱりここでも六文銭。

400年前に生きた人。

その足跡を追って

手を合わせている僕ら家族。

よっぽどのご縁があったのだろうなと思いました。

さて、

今から400年後、僕のお墓に手を合わせてくれる人って

いるのだろうか???

そんなこと考えてしまいました。

長谷寺から少し大きな道路を下り

また細い道を登ったところに

真田氏本城跡がありました。

ここは戦国時代、上田に降りる前の真田氏の居城で

地形を利用した細長い連郭式の山城です。

この縄張りから

400年前の武将の考えに触れたいと

どうしても来たい場所でした。

そこから見下ろす

真田の郷の景色はきっと

400年前から大きく変わらず

昌幸信幸源次郎も毎日眺めた景色なんだろうなぁ〜。

そんなことを考えると

400年の時を超えて

当時生きていた人間に出会えるような感覚になる。

これが歴史のロマンなのかなと思いました。

通常の登り口から登ると

本丸付近に到着します。

ここも周りはすべて切り立つ崖になっており

横からの侵入は不可能。

三の丸〜二の丸〜本丸と

一つ一つ破らないと本丸へはたどり着けない

鉄壁の城。

見事に自然の地形を利用した

天然の要塞。

お見事!!

なので三の丸から本丸へ向けて

みんなで逆走してみる。

はぁはぁ。

息が切れた。

多分たどり着くまでに

10回くらいヤられてるな。

山を降り、真田氏歴史館とお屋敷公園へ。

ブラタモリで堺雅人さんが来ていたところだ!!!

とみんなで大興奮。

んが・・・

ちょっと時間が・・・。

ここの見学はほどほどに

今回の旅行の大目的

「上田城」へ向かいます。

 

つづく。

 

ブライトウ②【小諸城】


2017年04月03日

2時間かけて到着したのが

小諸城!

今は「懐古園」という名前の公園になっており

動物園なんかも併設されているそうですが、

この城は日本100城にも選ばれており、

普通お城は天守や本丸に向かうにつれて

上に上にと登っていくものなのですが

この小諸城は「穴城」と呼ばれ

本丸に向かうにつれてどんどん低くなっていくのだそうですが

果たしてそれで防御力があるのか??

と疑問を持つ子どもたちと僕。

わかりますか?

三の門に向かって低くなっています。

場内のおじさんに

石垣の時代の違いや

城の仕組み

城主の遍歴など教えていただきました!

ありがとうございます!

小諸城は

第二次上田合戦の徳川秀忠の陣となりました。

この「懐古園」の文字も

徳川家達の書だそうです。

三の門をくぐり中へ行くと

石垣が見えてきます。

これが400年前の石垣かぁ。

これこれ、

登ってはいけません。

 

途中橋がかかっており

そこは深い谷のような堀になっていて

人が歩いたり登ったりできるようなところではありません。

 

さらに奥に進むと

 

平らな場所の幅が狭くなり

両端が幅が広く深い谷に。

「これ・・・無理だよね・・・。

子どもたちも責める気なくしています。

途中神社により

名城スタンプゲット。

受付のお姉さんに

「山形から来たんです」

と話しかけ、しおりを見せ

偉いね関心ねと

特別に本当は有料の資料をいただいた長男。

今後これが長男の十八番となる。

 

物見台跡があって

登ってみるとなおさら

「あぁ、ダメだ・・・。」

先端の行き止まり

つまり一番深い本丸付近に来ると

そこから先は断崖絶壁・・・。

こちらからは絶対に敵が来れない。

理由がはっきりとわかりました。

普段はあまりやらせないんだけど

富士山が見えるかも???

ということで100円入れて90秒だけ

望遠鏡で交代交代で覗き見る。

ざんねんながら雲がかかって見れなかった。

どれ、引き返すよ!と歩くことしばし。

またしても

「僕の信玄ペンがない!」

と言い始める長男。

オイオイ、本日2度目だよ。

大事なペンならしっかり持ってなさい!

と言いながら引き返すと

道の真ん中にポトリ。

よくも毎回忘れずに忘れてくるものだと関心してしまう。

三の門を背にして

地下道で線路を越えて

小諸城大手門へ。

さっきお兄ちゃんが登ったから

やっぱり真似。

フムフム・・・

なかなかいい石垣じゃ・・・。

もうちょっとゆっくり見たいけど

次があるから!

といよいよ目的地上田へ向かう。

つづく。

 

 

 

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